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アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ [DVD]
1992年のグラミー賞ウィナー、ナタリー・コールの1時間半にも及ぶ2003年のライブである。フルバンドをバックに豪華衣装を着こなし、スタンダードナンバーを中心に18曲を歌いこなしている。
亡父のナット・キング・コールは天才歌手&ピアノ奏者で40代の若さで他界してしまったけれども、ナタリーは遅咲きのスーパースターといえるだろう。幼いとき溺愛され、若いころは無軌道ぶりの目立つポップスシンガーだったが、父親の年齢を越した今、父に劣らない実力と人気を備えるようになった。
声は中高音で一時はがなる事が多かったが、「アンフォゲッタブル」でグラミー賞を獲得してからは実に味のあるジャズを披露するようになった。1曲1曲歌詞をかみ締めて歌い、この人のステージは何よりも華がある。本作品は脂の乗り切ったナタリーのエンターテインメントを十二分に楽しめる。
ゲストとしてダイアナ・クラールが招かれている。普段余り笑わない彼女が歯茎を見せているところなど、いかにナタリーを尊敬しているかがわかる。
ソラニン【Blu-ray】
淡々と過ぎてく日常、モラトリアム延長を申請してしまった若者たちの日常。
物語も最後まで淡々と過ぎていく。
宮崎の「音痴」は折紙付なので、聴くまでもないが、
ここで「奇跡」がおきてしまったら興ざめだろう。
しかし「奇跡」はおきた、確かに。
彼らの心の中に。。。そして観終わった私の中に微風のように。
この歳になっても、木っ恥ずかしい「想い」は捨てきれない。
なぜだろうか。
彼らに共感できる感性すら磨り減っていった「四十にして惑わず」のはずの私を、はたと「あのころ」へいざなう。
そんな作品。
「音痴」の宮崎、頑張りました(苦笑、でも笑顔)
大人の伊藤歩くん、高良健吾、桐谷健太、
そして近藤洋一がいい味出してます。
「ソラニン」に乾杯。。。
幻野 幻の野は現出したか 〜`71日本幻野祭 三里塚で祭れ [2CD+DVD / 豪華ブックレット入りボックス仕様] (FLPB001)
参加者のアジテーションが詰まってこその一作。
馬鹿げてるでしょう、今の感覚で言ったら。
三里塚にミュージシャン集めて、
空港反対運動を展開する。
しかも、当時尖りまくっていた連中集めて、
騒乱覚悟で演奏する。
半分くらいは、集まった群集のアジテーションです。
その合間を縫って、当時尖りまくっていた高柳昌行さんたちが
フル回転で演奏する。
聞き手は、文句垂れっ放し。
唯一かみ合っているのは頭脳警察ですが、
それよりもフリージャズ勢の熱演、
最後のロストアラーフの会場の雰囲気ぶち壊しの
「叫喚地獄」が白眉です。
灰野敬二さんのインタビューも誠実。
こんな時代と音楽があったこと、
みなさん、覚悟して聴いてください!!
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