Old Testament
の各トラックによる解説付き。今回の目玉は初出となる1st Demo。今までの編集盤には必ず入っていた2nd Demoが大人しく聴こえるほど五月蝿い。DISK2では1991年頃の未発表曲が何曲も聴ける。何回聴いても、このバンドが持っている絶妙な「間」に魅力を感じてしまう。特に音質はあまり良くないが(それも魅力)今回も収録されているライブ音源の数々を聴くと、しっかり韻まで踏んだノイズと「間」にはカッコイイとしか言いようがない。セスもメンバーも本当に音楽好きで勉強家な事がわかってしまう。個人的にはYou○ubeにもアップされているドイツでのライブで、曲のブレイク後にセスとギターが客席にダイビングする姿が頭に焼き付いて離れない。この編集盤もその初期メンバーでの当時の記録がDISK1,2代目ギタリストからがDISK2でその後に入っている未発表はほとんどセスがギター。TIMがセスと最後会って飲んでる時に「また1991年の頃みたいにやろうぜ!」と笑っていたらしい。まさにその年はこのバンドが1番忙しかった時で楽しかったんだろうと思う。トレイ下には初期にはないセスの強くもどこか寂しい顔をした写真が。ブックレットには初期の写真が漫才。2度と出て来ない「間」を知ってるノイズバンドに乾杯。
Morbid Florist
アルバムカバーのピート・シェリー(額に逆十字)を見れば、彼らがいかに馬鹿な方向性に付いて一生懸命になっているか理解して頂けるだろう。中身の音楽(正しくは悪フザケ)はノイズファンには堪らないだろうが、良識有る音楽愛好者ならば卒倒、もしくはCDを叩き割るくらいの凶悪さ発散している。これを買って良識有るお友達に聞かせてみよう!(多分、友達減るよ…)