人より20歳若く見えて、20年長く生きる! (ディスカヴァー携書)
病気になってから治療するのではなく、病気にならないように積極的に予防するのが大切なんだ、という言葉に目からウロコがおちました。
アンチエイジングというと美容のイメージが強かったけれど、覆されました。
ずっと元気でいてほしい両親や祖父母にお勧めしたいと思います。
長寿遺伝子を鍛える―カロリーリストリクションのすすめ
肥満はなぜ、活性酸素を多く発生し、老化現象が進むのかが良くわかった。
断食の効用も理解できた。
カロリー制限がアンチエイジングにつながることがよく理解できた。
100万年前のミトコンドリアの事情は興味深く読めた。
若々しく年齢を重ねるために、腹7分目の生活をしていこうと思った。
細胞レベルで若々しくいることの大切さを実感した。
頭が冴え、疲れない体になる「この習慣」を続けなさい
本書は「アンチエイジング」を追求している著者の、健康のための精神論・肉体強化・栄養の
採り方等、実践されていることについて書かれた本です。
プロローグにて、
「もちろん、人それぞれ、体質、体格といった個人差がありますので、全ての人に有効な方法
というのはありえません」と注釈があります。それから、
「人生、何が起こっても、〜最終的に、元気に動ける体と、前向きな心があれば、どんな苦境も
必ず乗り越えていけます。」ともあります。
そのとおり健康一番、というか仮にお金も地位も人間関係も(?)色々恵まれていたとしても、
身体が動かない、思考が働かないというのは経験からいっても惨めで悔しく絶望的なことです。
1章 口ぐせ
2章 スタイル(体型・生活習慣)
3章 顔・見た目
4章 足腰
5章 脳
6章 心
7章 骨
8章 内臓・血管
という構成になっています。
栄養や運動の専門書ではないので、それぞれ科学的な裏づけが詳細に書かれたようなもの
ではないです。ただ個人的にごくごく真っ当なことばかりが綴られていると感じました。
特に「口ぐせ」を変えるということ、これは思い当たる節がおおいにあります。
「思考は現実化する」とか「なりたい自分になっていく」といったある種脳に暗示をかけていく
やりかたでもあると思うのですが、コツとして「〜は嫌だ」「〜したくない」という否定的な
イメージは持たない方がいいというものです。脳には単純な部分もあるので、思ったことや
言ったことの暗示にかかりやすい分、悪いイメージにも自己暗示がかかりやすいということです。
「人はなりたい自分になる」ともいいますが、「なりたくない自分にもなる」とも言いますよね。
これはあると思います。
「悲観的な考え方から、モノが生まれたためしがない」とは本書によるとアインシュタインの言葉
らしいのですが、アイタタ、、と思います。自分にはまさにそういう傾向があります。
本書よると「もう〜」は、「まだ〜」という風に肯定語に置き換えるといいとも言います。
悲観的に捉えたり、懐疑的に捉えたり、これは個人的には「最悪の事態を想定することで
ダメージを減らす、対応しやすくする、用意を増やせる」「表層的に鵜呑みにしない」といった
メリットもあると思うのですが、しかめ面でシリアスな物を心に抱えて臆病に暮らすより、
楽観的に考えてニコニコして色んな事に積極的である方が人生は楽しいもの、とも思います。
そして「適度な運動」。勉強や考え事をしていて煮詰まってきたとき外を少し歩く、これだけでも
考えが巡るというのは多くの方が経験あるのでは。運動と脳の働きは繋がっているということです。
あれ買え、これ使えといった胡散臭さが漂うようなものではないので、身体が気になる人は
信じる物は救われる?ご長寿の先輩の知恵を少しずつ取り入れて習慣にしてみては如何でしょうか。
がんが自然に消えていくセルフケア ―毎日の生活で簡単にできる20の実践法
本書はヒトが本来もっている自然治癒力を呼び覚ましてくれます。世の中には拝金主義的な医者が多いなか著者はその対局に位置し、患者のために人生を捧げていらっしゃる姿には感銘を受けます。著者には何回かお会いしましたがユーモアとウィットに富んだとても人間味のあるチャーミングな博士です。