Lp1
前作でひっくり返るほど面白くない今風味のサウンドプロダクションを施して、拙者も速攻で中古に放出した苦い体験が脳裏をよぎり、今回針を落とすまで結構不安でありましたが、一曲目で、YO!Joss Come backの歌心溢れる素敵な音が耳に飛び込んできました。本人お歌いになられているとおり、世間の反応は、Little Bit Harderだったに違いありません。鳴物入りでデヴューはしたものの若さ故なのか、やりたいことを主張して貫いた結果の厳しさと世間の反応の薄さにかなり悩んだんじゃ〜ないのかなって気持ちの揺れ動く様が手に取るように伝わってきます。ジャケ写の彼女も十分に大人の雰囲気を醸し出していて、Jossはこれだよねって納得できます。演奏陣も素敵なスライドギターが随所で活躍したり、リズムのボトムのしっかりしたグルーヴ溢れるサウンドプロダクションには大満足(なにはともあれ楽曲の出来がクオリティー高いです!)まあ、2作目はなかったことに自身は決め込んじゃうためのLP1ってなタイトルと意思表明なのかもしれませんね。Good Luck!
エル・ピー・ワン
購入から1週間、カーステレオでかなりのローテでかかっている。地方への出張の行き帰りで聴いて、何てドライブに合うんだろうというのが第一印象だった。
全体的にアコースティックなサウンドでスローテンポの楽曲が多い地味目なアルバムだが、感動的な歌詞を歌い上げたオープニング曲から、それこそミック・ジャガーとデュエットできそうな2曲目、ハッピーなサウンドの7曲目と対照的なブルース群が深い味わいを醸し出して飽きさせない。
ナッシュビルに立ち寄ってからほんの1週間でCD1枚をレコーディングしてしまい、さらに全曲がこのクォリティーとは末恐ろしい24歳である。
しかし、声質といい歌唱力といい日本人にも同等の実力がある歌手がいるのに、絶対にこんなアルバムができないのはなぜだろう。
Soul Sessions
弱冠16歳の英国人白人女性シンガーのデビュー作。
ホントに16歳?って思ってしまうほど、ディープかつソウルフルな
歌声で、マジで震えます。
写真を見る限り、キュートで無邪気な女の子って感じなのですが、
ひと声発すると、ベテラン・シンガーの如き情感豊かな歌を聴かせてくれます。
楽曲も'70年代ソウルっぽくて、最近のネオ・ソウル、オーガニック。ソウルが
お好みの方なら、絶対のオススメです!