ライブ会場限定販売の「Friendship」も注目するところであるが、全体を通して、曲それぞれがうまくまとまっており、「ラブひな」の各キャラクターを象徴し、その心情や性格をあらわすといった点で全てが優れている。
もちろん歌詞も作りこまれており、ただ聴くだけではなく「聞き入る」ことによってまた新しい感動が得られる一枚だ。
音楽もひとつの「詩」である。ということが十二分に現れた曲がその名を連ね、聞きながら感情移入していってしまえるのがこれらの曲のいいところだと思う。
だから、たとえアニメを見ていなくとも楽しめるため、「ラブひな」の曲であるということにとらわれず、自然に、味わいながら聞いてほしい。
作詞者の本当に伝えたいことがわかれば、音楽の楽しみは何十倍にも広がるはずである。
「詩」としての音楽にも興味を持ってほしい。