飛び出せ!青春 Vol.1 [Blu-ray]
「太陽がくれた季節」の旋律が流れるたびに、青春の熱い1ページが甦ってくるようなそんな不思議な感覚に包まれる・・。「飛び出せ!青春」は青春ドラマの金字塔であり、また教育ドラマの原点でもあるような気がする。村野武範扮する河野先生に憧れて、現実の教育界に飛び込んだ人も多かったのではないだろうか。偽りのない裸の心で真摯に生徒たちと向き合っていく河野先生の姿には、時代を超えた理想の教師像を見る思いがする。
第1話「レッツ・ビギン」から、いきなり熱い青春活劇が始まる。新しく赴任してきた河野先生と、石橋正次扮する高木というリーダー格の生徒との火花を散らす熱いバトルは見応え十分だ。個人的には、第4話「やるぞ見ていろカンニング」もお薦めのエピソード。生徒役として、後に熱中先生として一世を風靡する水谷豊も出演していて見事な演技を見せている。とにかく全篇、熱いドラマの連続で泣き笑いが随所に鏤められた傑作だ。
青春歌年鑑 70年代総集編
10年単位だけでも「60年代総集編」「70年代総集編」「80年代総集編」「90年代総集編」とあります。各々の曲目をみると
60年代:大半は知っているが、のめり込んだ曲はない。
70年代:ほとんど知っている。好きな曲も多数あり。当時、レコードやミュージックテープを買った。
80年代:同じくほとんど知っている。好きな曲も多数あり。
90年代:あれ、知っている曲が半分に減っちゃった。
もし、2000年代が出たら、知っている曲は半分以下だろう。
これをみると、夢中になるのは15才からせいぜい35才までだなあ。
まあ、結婚して子供ができると、そちらのルートで聴く曲も出てくるが。
次は「80年代総集編」を買っちゃおう。
飛び出せ!青春 Vol.4 [Blu-ray]
35話で居酒屋からマネージャーの父親に追い出されろような形で出ていき、お金を払い忘れに気づいたシーンはとてもいいと思います。ちょうどその当時の歌謡曲が流れ雰囲気が出ています。僕はマネージャー役の降旗文子さんが好きなんですが、人気は大きく青木英美さんか大田黒久美さんに分かれていたみたいですね。でも回すすむうちに出ている役者さんすべて好きになっていきました。それぞれ個性がうまく出ていて良いです。
飛び出せ!青春 Vol.3 [Blu-ray]
上記のレビューに同感です。27話はシリーズ中の白眉です。山本さんは実際劇中の本田みちこさんと付き合っていたとの話をどこかで見た記憶があります。いずれにしてもこの話は僕も記憶に埋め込まれています。
飛び出せ!青春 Vol.5 [Blu-ray]
北海道や伊豆の島へのロケなど解放感のあるエピソードが並び(生徒たちの私服や水着姿も見どころ)、チームワークもバッチリ決まってきた感のある第3巻、「君がやるなら俺もやる!(※文化祭の話)」「くたばれコンプレックス!!」など粒よりのエピソードが揃った第4巻に続く、この最終巻も見どころいっぱいだ。
冒頭の「太陽劣等改造論!?」―ゲストは高見エミリー。のちの鳩山邦夫夫人である―では、音声カット・あからさまな映像のカット・さらには使用楽曲の差し替え(おそらくその場面では洋楽を使用しており、著作権の問題が発生したためと思われる)、などといった“現実”を目にすることにもなるが、謎の新任教師・チイチイ(地井武男)がカッコよすぎる「結局はタダの人間なのか先生も!!」、高木と片桐の友情が試される「気楽に行こうぜオレたちだけは!!」、後に自ら声を演じた『ラピュタ』のムスカ大佐そっくりのムードをもったキャラクターで寺田農が登場する「貴様と俺とは同期の桜」、日テレ青春ドラマ史上に残る衝撃の展開、そして感動が待っている「オレは谷岡だッ!!」など、どれも力作で、適当にやっつけたエピソードは1本もない、という印象だ。
そしてもちろん、最終回がいっぱい笑っていっぱい泣ける文句なしの大傑作なのは、言うまでもない。
今回、トータルで34時間超という、長い長い“青春の旅”を終えてみて、物語、喜怒哀楽、内容がぎっしり詰まっているにもかかわらず、思えばアッという間で、笑っているうちいつしか泣けて、スッキリとした心持ちのまま見終えることができた。
ビギンは教師としてダメなとこもあったかもしれない。だけど、オレからすれば、力強い励ましをくれる最高の先生だ。
これから先の人生もいろんなことがあるだろうが、このディスクを再生すれば、いつでもビギンや“仲間たち”に会える。
こんな心強いことはない。