ウルトラ・ソングブック
2010年にして、『ウルトラセブン』が面白くてたまらなくなりました。
そんな私には、セブンのサントラもいいけれど、『ウルトラQ』のおなじみ主題歌から始まるコチラが
昭和の香りプンプンでたまりません。
お世辞でなく、名曲ばかり。
聴いているうちに、元気が出ます。
付属の冊子に「<癒し>だけでなく、立ち上がる<勇気>も与えてくれる歌たち」と書かれていて、
その通りだと思いました。
こんな暗い御時勢には、必携の1枚かも知れません。
アジア海道紀行
東アジアを巡る紀行文です。
鑑真が到着したと伝えられる港(鹿児島県坊津)を皮切りに、中国・長江の河口、上海から舟山群島、寧波を訪ねます。
そして、長崎、韓国の釜山、済州島を経て、再び北九州の平戸、松浦へと続きます。
東シナ海をぐるりと一回りして、著者はいわば”環東シナ海文化圏”とでも言うべき文化圏について思いを馳せます。
今でこそ、ややさびれてはいますが、古来、おそらく古墳時代の昔から文化は大陸からこの東シナ海の海の道を通って、
東のはずれの弧状列島に渡ってきました。
著者はその現地を訪ね、かつての海道の残り香を上質の文章ですくい取ってくれます。
選び抜かれた言葉がそれぞれの街の面影を鮮明に語ってくれます。
著者が訪ねた街に一度行ってみたくなるのは、私だけでしょうか?
王様のレコード[懐かしのテレビまんが大行進]
日本クラウンから発売された「テレビまんが」レコードのコンピレーション盤。書籍王様のレコードの実演盤(?)で、旧王様のレコード―日本歌謡史を飾った名盤、珍盤、秘蔵盤を大公開!!!!!を読んだ人(私は読んだ事ないが)には垂涎のクラウン音源のレア盤、珍盤が集合。特に『海底大戦争』と『戦え!オスパー』がイイ、と言いたいがどちらも過去にオムニバス盤収録済みなので、今回は『カエルのぼうけん』の「ケロヨンのうた」を推そう。残念なのは収録時間が60分程度なのにも関わらず、B面曲が収録されていない事。こういった企画盤の場合、収録時間限界ぎりぎりまで入れて欲しい、というか入れるべきだ。かゆいところには手が届かなかったのがつくづく惜しい、、、、。
懐かしのテレビまんが主題歌大全集~特撮ヒーロー編(2)
どうして「バトルホーク」「小さなスーパーマン ガンバロン」が入っていないのか、怒りに震えたものだ(まぁ、後年無事CD化されたが)。「円盤戦争バンキッド」は、ああ出すなら、劇伴も含めて一枚のミュージックファイルとして出してくれたらよかったのになぁ(これは、2011年11月現在も叶っていない)。宇崎夫婦が出てくるときの愉快なBGM等、今でも聞きたくてしょうがないのに。「電撃!!ストラダ5」は、他と比べて音が悪いなぁ。本当に、当時は(出演者はすごいが)作品自体も目立たなかったからねぇ。
何て思いながら、よく聞いた1994年春の思い出でした。