RPGツクールDS 公式ガイドブック
完全に素材写真集です。
素材写真を見ながらアイディアを膨らませるのには良い本だと思います。
しかし、2000円の価値があるかといえば疑問です。
素材写真一つ一つに消費容量が書いてあれば最高だったのですが、もちろんそんなものありません。
仕方ないので自分で一つ一つ書き込んでいます。
今作は容量との戦いなので、そういう用途に購入されてみてはいかがでしょうか?
WOLF RPGエディターではじめるゲーム制作―「イベントコマンド」と「データベース」で、ゲームシステムを自由に作る! (I・O BOOKS)
CD−ROMにサンプルとして収録されているRPGを参考に、『WOLF RPGエディター』の使い方を1つ1つ覚えながら実践して読み進めていくタイプの本です。
【内容】
・第1部 基本システムで短編RPGを作る
・第2部 基礎知識
・第3部 システム自作テクニック
内容は初心者向けですが、帯に書かれているように『やる気』が必要です。ツールの使い方を覚えることに時間がかかりますので、やる気がない方にはオススメできません。ただ、第1部の第2章まで読みながらゲームを作り、実際にサンプルゲームが出来上がると「確かに自分で作ることが出来た」という達成感が味わえました。
第2部では、第1部で使わなかったコマンド等を含めて、『WOLF RPGエディター』の基本的な機能全般が紹介されています。自分でRPGを作っていて、困ったときに開くと便利そうなパートです。第3部にはRPG用のシステム自作の初歩テクニックが載っています(十数ページ)。ここまで出来たら楽しそうだなという印象を持ちました。
この本で特に面白いと思ったのは、本の途中に挟まれている著者のコラムです。著者は数々の個人制作ゲームを作っているので、その経験に基づいたアドバイスは大変参考になりました。次の著書にも期待したいと思います。
ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)
非常に感想が難しいのですが、他のレビューで指摘通り、実在作品を取り扱った例えの話しが多すぎる気がします。
(例えばキャラ造形のところでは、ロマサガや三国無双のようにキャラが切り替わるタイプの作品はプレイヤーに客観性を保ちながら、主人公に感情移入できる)
↑ほぼそのままの引用です。
当該作品をプレイしていない人にとっては、なにがなんだかわからないでしょう。
序破急のことをシーン、シークエンスというのだが、FF10のオープニングでも同じ構成です。
自分もこのようにFF10のネタで説明されても、まったくわかりませんでした。
(ちゃんと本書にも図や文章でシーン、シークエンスの説明はしているのに、なぜ改めてこのような実在作品を用いて出すのかは理解できない)
実際にツクールシリーズをやりながらとか、アドベンチャーゲームを製作しながらだったら、まだ使える価値がある本だとは思うのですが……。
今一歩なんとも納得がいかない本です。
RPGツクールVX Ace
VX購入済。
VXはマップチップが限られた数しか使えなかった点が不満でしたが
VX aceではタイルセットがマップ毎に変更出来るようになっており
この点は解消されています。
また新機能としてキャラクター自動作成機能が追加されており、
パーツを組み合わせることによってキャラクターの歩行グラフィックと顔グラフィック
を作成できるようになっています。が、この機能は正直微妙です。
歩行グラは申し分ないのですが、顔グラのパーツがおかしなものが多いので
出来上がる顔が珍妙奇天烈に成る事多々。
自分でパーツ素材を描けるなら拡張可能ですが、そもそも機能自体絵を描けない人向け
なので意味がないですね。ただ不細工な顔を作るには非常にバリエーションある
顔が作成できて面白いです。
戦闘の背景も設定出来るようになっており、壁と地面の素材を組み合わせることによって
マップに応じた背景を作れるようになっています。
隊列歩行や、TP機能(FFのオーバードライブのようなシステム)も実装されています。
VXでもスクリプトを使用すれば今回実装された殆どの機能は使えるようになっていますが
スクリプトは多用すると競合する危険があるので、基本機能で使えるようにしてくれた
のはありがたい。
元々入っている素材は改良が加えられていたり増えているものが殆どです。
キャラクターグラフィックは倒れているものや氷づけになっているものなど
VXより種類が増えていました。バトラーは絵が異なっています。
残念だった面としてはVXのデータがVX aceで使用出来ないこと。
素材は規格が変更されていないのでそのまま利用出来ますがゲームデータは使用できません。
ゲームデータはともかくとして移植が面倒なアニメーションくらいはコピー出来るように
してくれると楽でした。
それと説明書が薄い。
VXを持っている人間向けなのでしょうが、新規で購入した
人間はゲームに付属のヘルプを見るかネットで検索してやり方を学ぶしかないという
不親切っぷり。いちいちヘルプを開いて検索するのは時間もかかるし面倒です。
細かな点で不満点はあるものの、VXで欠点とされた部分を大方改善しており及第点とさせて頂きます。