GOLDEN☆BEST Complete Best 1974-1997
ブルースは決して暗い音楽じゃない。時には失笑してしまうような滑稽さも含めた、人間の喜怒哀楽すべてを歌うのがブルースの本質とちゃうやろか?どんなヘヴィな出来事でも最終的には笑ってしまえる、笑いとばす、あるいは笑うしかない・・・そんな人間の強さも弱さもひっくるめた音楽、それがブルース。そんな意味では日本で唯一無比のブルースバンドが憂歌団。初期のどろどろのカントリィブルース、アコースティックで気持ちいい中期、少し垢抜けてPOPな後期、それぞれの良さがぎゅっと凝縮されたお買い得盤。憂歌団のベストと銘打ったレコードは多いけどこれがいちばん外れなし。これで2980円ならえー買いもんでっせ!個人的には、大好きな「ジェリーロールベイカーズブルース」が入ってればゆーことなしですが。
Complete Best 1974-1997+LIVE アナログ(紙ジャケット仕様)(DVD付)
伝説のブルース・バンドの決定版だ。あまりにコテコテなんで好き嫌いは分かれると思うがブルースはロックの原点でもあり不幸そうな歌詞も憂歌団が演奏する事によって、また聴こえ方や感じ方が違ってくる。
音源だけだと、このギターどんなふうに弾いてんのかなぁとか思ってたフレーズも今回はDVD付きなので、なるほど、そうだったのかと納得したり。歌好きな人も勘太郎さんのギター演奏もミュージシャンが憧れるバンドでもある。
今のJ-POPと呼ばれている音楽とは、まったく、かけ離れた世界観。それは人生をも変える魅力が潜んでいる。
Blu-spec、紙ジャケ、DVDと大盤振る舞いとは、こういうアルバムの事だ。ビールに、たこ焼きでも、つまんで素晴らしい演奏を楽しもうじゃないか。
木村充揮自伝 ~憂歌団のぼく、いまのぼく
20の頃、地元に有山じゅんじさんと内田勘太郎さんがやってきて、はじめて関西ブルーズの洗礼を浴びました。レコードではサウスや憂歌団を聞いてはましたが、ライブで完全にやられました。それから上京、地方勤務と社会人になってからも憂歌団とRCはツアーの度に足を運んだものです。ヨメさんともいきました。
本書の木村さんの魅力は…なんやろ、レコードでもCDでもビデオでもイマイチ伝わりにくいかもしれません、しかしライブに来れば一発でやられます。しかし本はどうかな?正直無理なんと違う?と思いながらも付録のDVD欲しさも手伝って購入。
これが驚くほど面白い。いや、文章が上手とか面白いというわけじゃなく、木村さんと自分との間になんか音楽とは違った物質でつながるようなヘンな感覚があるのです。勝手に木村さんのことがわかるというか、当時の自分にはピンとこなかったことがようやくわかってきたというか、わからんでも良かったということがわかったというか。なんかもうごちゃごちゃしてるけど、やっぱ読んで良かった本です。
SPACE SHOWER ARCHIVE 憂歌団 LIVE 9212 [DVD]
98年の休業冬眠宣言(解散)から丸10年、ひょっとしたらと考えるのは私だけだろうか?
01. エーメン
02. Midnight Drinker
03. ドロボー
04. Kind Hearted Woman
05. シカゴ・バウンド
06. おそうじオバチャン
07. 夢の印度
08. Good time's rollin', bad time's rollin'
09. 胸が痛い
10. スティーリン[stealin']
11. パチンコ組曲
12. スティ・ウィズ・ユー・フォーエバー[君といつまでも]
13. 憂歌団のテーマ[嵐を呼ぶ男]
14. キスに願いを
名手、内田氏の薬瓶?スライド最高!。木村氏は弦を4本も切っちゃってます。 日本では稀少なブルースバンドだっただけに惜しまれます。