踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック2
テレビで踊る大捜査線シリーズをみて、再放送も見、DVDも買っちゃいました。
しかし、サントラはいつでも買えるなーと思いつつ、購入したのがつい最近になってしまいました。
自然と口ずさみたくなるような曲もあるので、聞いて見てください
ジーザス・クライスト・スーパースター [DVD]
以前みた映画版のイメージが強烈で、歌は好きでも映像は敬遠していたのですが、これは良かったです。四季の舞台の照明の雰囲気を思い出しました。俳優達の表情までみることができる舞台、という感じです。
サウンドでは、CDでオリジナルLondon、映画サントラ、1996年版を聞いてきましたが音を確実にとることでは1996年版(それ以上?)という素晴らしさです。実際に演じながら歌っているので1996年版よりもゆっくりめの歌になっているところもあります。
最後の晩餐からゲッセマネにかけては感動の一言でした。
ジーザス・キャンプ ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~ : 松嶋×町山 未公開映画を観るTV [DVD]
キリスト教右派、福音派っていうのかな。中絶に反対し、進化論を否定し、天文学も否定し、聖書こそがすべてだと信じる人たち。リチャード・ドーキンスが嘆き、攻撃しまくっている人たちである。何を信じようが個人の自由だと思うけれども、ここで描かれている「ジーザス・キャンプ」は小学校低学年前後の子供を対象に聖書がすべてだと教えるもの。最初は笑いながら見ていたけれど、途中からはカルト宗教と同じで不気味になってしまった。それは編集のせいだけではないと思う。まだ判断力がついていない子供をあえて対象にし、いわば洗脳しているわけで、原理主義的宗教の怖さがでている。もっとも、キャンプの主催者もいっているが、イスラム教の原理主義者たちも似たようなことをやっているわけで、彼らにすればキリスト教左派は堕落しており、このままではイスラム社会に負けてしまうという強い危機感があるのだろう。
余談だが、キャンプで肥満体型の女性牧師が「人間は食にどん欲になった」と説教していたが、まるで説得力がない。子供だって内心、「おばさんもどん欲なの?」って思ったのではなかろうか。
ジーザス・クライスト=スーパースター 【ユニバーサル・ミュージックDVDコレクション】
劇団四季もロンドンもブロードウェイも観たことがないのですが、買ってみました。
それにしても舞台が現代の簡素な雰囲気で、衣装が思いっきりロックだったのが良かったです。
赤いレザージャケットのユダに、ミリタリールックでライフルを構える使徒…格好よすぎる!!とにかく素晴らしい演出!
この現代風の演出が嫌いな方も多いようですが、このミュージカルの本質をどう捉えるかがポイントなのではないでしょうか。
私はこれは聖書の話ではなく、受難劇モチーフとした別の話、メタファーなんだと感じました。
なのでこの現代風の演出はすんなり納得できましたし、歌舞伎風があるのも頷けました。
色々な国で様々な解釈の演出をすれば面白そうだな、という気がします。
それにしてもキャストの歌と演技力の素晴らしいこと!
70年代版も見ましたが、メインキャストの歌唱力、コーラスの揃い方、演出などなど全体のクオリティはこちらが明らかに勝っていると思います。
ジーザス役に関しては70年代版のテッド・ニーリーの方がカリスマ性溢れる先導者という感じで、日本人が持つジーザスのイメージに近いのではないでしょうか。
ただ、私はこちらのグレン・カーターの傲慢さと気まぐれさを覗かせるどこか人間っぽいジーザスの方が何となくイメージに近いと感じました。これは好みの問題ですね。
このミュージカルの「聖書を身近に感じてもらいたい」という目的は見事に果せていると思います。
それと、私の一番のお気に入りはサイモン役のトニー・ヴィンセントです。
画面の中から一人だけとてつもないオーラを発していました。とにかくカッコイイ!
Simon Zealotesは一番お気に入りのナンバーです。