ドリームズ・オヴ・エンドレス・ウォー
フィンランドのメロデスバンドの1st COBフォロワーとして騒がれたが実際似ているのはこの当時のペトリのVoだけで曲はもっとストレートで判り易いメタルをプレイしている。疾走曲が多く顔を出しているが特筆すべきはリフだ。シンプルに構成されているにも関わらずメロディックなリフが素晴らしく、Keyとのハモりのソロともに最高だ"
Death Unlimited
フィンランドのメロデスバンドの3rd。北欧らしい冷気を見事に表現し、彼らならではのブルータリティで押し寄せる傑作のアルバムだ。前作が微妙だっただけに。どれもメロディックかついつにも増して攻撃性があり、特にダークな5〜キラーチューンの6への流れる展開は鳥肌もの。唯一難を上げればペトリのVoがやたら奥に引っ込んでるミックスの仕方にやや疑問が。"
Circle Regenerated: Limited
ペトリは、決して巧いとは言えないヴォーカリストでしたが、居なく成ってみると、改めてその存在の大きさに気付かされます。
バンドのカラーリングに大きく貢献していただけでなく、或いは、バンドの魅力そのものだったのかも知れません。
前作『N』は、このバンドの一つの完成形でした。メロデスの範疇の中で、美メロと毒気、そして何とも言えない躍動感をウリにしてきたバンドとしては、
これ以上ない名作であったろうと思います。
それが今作は、ヴォーカルの変更により、前作と似通った路線でありながら毒気が消えてしまい、ポップさばかりが際立ってしまいました。
新ヴォーカリストの特性を生かす為なんでしょうか。一癖も二癖も有る、一筋縄ではいかなかった前作時のノーサーとは、もう違うバンドのようです。
全体的に素直で聴き易いですが、反面味わいの薄れた 『軽さ』 を感じずにはいられません。一瞬ペトリが帰って来たか?と感じるような部分もいくつか有りましたが、通して聴いてみると、似て非なるバンド、といった印象。曲調は似ていますが、味わいが全く異なります。
前作と比較する無意味さを知りつつ、今作は、『N』 を超える事が出来ませんでした。
新生メロデスバンドとして見てみても、ややインパクトに欠ける出来ではないかと思います。
前作で一つの終点に達し、本作を新たなスタートとして、今後は、よりキャッチャーな方向へと進むのかも知れませんね。
次作まで、その結論を持ち越したいと思います。
Norther Lullaby
著者はシアトルの都市部よりオーロラで有名なアラスカのフェアバンクスに移り住んだ時に、
そこにある自然に親しみいつしかその自然を「家族」として捉えるようになった。
本文は簡単な文章で構成されているので多少英語が分かれば理解は可能。
タイトルどおり子守唄のような、自然を愛情溢れる詩で綴ってあり、
寒色づかいの多い絵もそのタッチにより非常に暖かな仕上がりとなっている。
ネイティブアメリカンが自然を崇拝するようなイメージのある絵は
子供が楽しむだけではもったいないくらいアーティスティックだ。