ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・ガイド第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)
D&D第4版の基本ルールブックとされる3冊のうちの1冊です。
本書では、ゲームの進行役であるダンジョンマスターのための、心構えやプレイヤーを物語に引き込むテクニック、戦闘遭遇と非戦闘遭遇のマスタリングテクニック、キャンペーンの進行方法、報酬の与え方、モンスターの動かし方、追加ハウスルールの例、NPC作成方法、サンプルとなる街“フォールクレスト”のデータが掲載されています。
本書を一読すれば、およそDMという役割はどういうもので、プレイヤーたちにどう振舞えばよいのかがわかると思います。
特に自分で遭遇やシナリオを作ってみたい、またはカスタマイズしてみたいDMさんには、本書は必須といえるでしょう。
特にモンスターのバランスと報酬の与え方は、本書が最も良い手引きとなります。
戦闘の難易度は低すぎるとプレイヤーの達成感が得られませんし、難しすぎると逆にシナリオの進行に支障をきたすばかりか、プレイヤーのやる気を挫きかねません。
報酬も、あまりに少ないとやはり達成感が得られませんし、逆に多すぎると次の冒険への意欲が半減してしまいます。
本書ではそれらのバランスのとり方について、PCのレベル毎に丁寧に解説してありますので、本書があればそれらのバランス調整がぐっと楽になるでしょう。
プレイヤーズ・ハンドブックが、「熟読してよく理解しておくべき本」であるのに対し、本書は「どうすればいいのか迷ったときに開いて手引きとする本」であると言えるでしょう。
ディセント 完全日本語版
過去何作かダンジョン探検モノのゲームは出続けてきているが、大量のプラスチックフィギュアとダンジョンタイルという、非常にヴィジュアル的に盛り上がる構成に、キャラクターの特技や、専用ダイスを使用した戦闘システムなど、英雄側もダンジョンを受け持つ側もリソース管理とムーブを気にかけながらプレイしなければならないなど、システム的にもコンポーネント的にも、今までの総決算のようなゲーム。
多少時間はかかりますが、実際TRPGの準備をするのに比べると短いくらいで、突発的に時間が出来たときにダンジョンハックでもしますか、といった時にはやはりこれ。
というか、楽しい時間が長く続いて何が悪いんだ?
最初のシナリオは入門用なので、英雄側が負けることはよっぽどで無いかぎり有得ませんが、続くシナリオは全員が全力を持って当たらなければ負けてしまう場合も。
欠点というか、ダンジョン側は全力で英雄を潰しにかかるんですが、TRPG感覚のゲームなので、英雄に勝ってしまった場合ちょっと複雑な気持ちかも(笑)。
ULTRA2000シリーズ「Master Blaze」~マスターブレイズ
RPGというよりはアクションゲームです。
主人公(プレイヤー)は一種のエネルギー生命体(神様みたいなもの?)。
男性、女性、老人の3つの特徴あるキャラクターの肉体に宿り、ダンジョンの最下層まで戦い抜き、この世界の秘密を解き明かします。
ストーリー性は全くなく、ダンジョンしか存在しないような異次元的な世界感のため、宿屋とかお店などは全くなし。
アイテムは宝箱や敵の落としたものを拾い、さらにそれで戦い抜いていきます。
セーブも出来ますが、自分の都合の良いセーブは出来ずオートセーブです。
そのため、死んだらまた最初からやり直しという点、この厳しさがこのゲームのウリかもしれません。
ただし、状況によって、過去に冒険したときの装備やアイテムなどがそっくり手に入ることもあります。
あくまで「トライアルゲーム」としての楽しさを追及した作品なので、ストーリー性はゼロですが、ウィザードリィのようなひたすら最深部までもぐってレベルを上げて・・・というDEEPさが良い。
単調なようでいて、かなりハマります。
チョコボの不思議なダンジョン2 ダンジョンマスターの書 (スクウェア公式攻略本)
プレイステーション用ゲームソフト「チョコボの不思議なダンジョン2」の攻略本。
これ一冊でオープニングからクリア後までのシナリオ、ダンジョン攻略、
アイテム、モンスター、システムに関する詳細データなど、必要な攻略情報はほぼ網羅している。
情報の細かさはファイナルファンタジーなどで有名な「アルティマニア」シリーズには及ばないものの、
市販の攻略本としてはかなりハイレベルな部類に入り、
例えばダンジョンのフロア攻略であれば出現アイテム、モンスター、その確率、仕掛け、罠
などを一フロアずつ細かく記載。
アイテム、羽、合成などの解説も非常に細かく、満足のいく水準。
もしの方を手にする機会があれば、是非こちらも一緒に欲しいところ。
MSX MAGAZINE 永久保存版 2
もちろん、持っていない人にも、オールドPCがいかなるものか、
エミュレータを動かしつつ、当時としては洗練されたBASIC言語
まで触れることが出来る画期的な商品と言える。
Windows世代には物足りない印象を受けるかも知れないが、
収録されているソフトがかつて五千円から一万円ぐらいしたという事実に
ちょっと(わらい)驚いて欲しい。
個人的には「波動の標的」一本。MSX2以降はFDDがあまり
良くなかったので、クリアせずにディスクを潰してしまう事が
よくあった。そのうちの一本なので非常に助かった。
先ほどクリアしたが、多機種版とは趣きも若干異なり、
まさにMSXの真骨頂といえるサウンドを堪能させていただいた。
=自作でBASICのPLAY文やSOUND文を駆使した曲を作ったことの
あるかたは、このバージョンのMSXPLAYERを試して欲しい。
その再現性に感心せざるを得ないでしょう。
(ただし、1Ghz程度のCPUパワーは必要)
若いWindows世代にとっては年寄りの懐古趣味と言われても
反論はないが、どのようなゲームも言語やプラットホームに
拘っていては動かすことすらままならないことも知っておいて
欲しいと思います。