テイルズ オブ ヴェスペリア イラストレーションズ 藤島康介のキャラクター仕事
今までは攻略本やゲームの説明書でチビキャラをみる事ができましたが今回はこちらの本が初公開みたいです。
キャラ一人一人細かくインタビューが載っていて藤島先生の思いや熱の入れ方などが垣間見る事が出来て良かったです、あえて某キャラが某テイルズキャラに似てるとか似てないとか触れていたのも面白かったです。
ただ注意が必要なのはインタビュー内やキャラクター紹介に多大なネタバレが織り交ぜられていることです、ゲーム未プレイな方は注意が必要かと思います。
あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
何を買うでもなく書店に入ってJust Lookingきどっていると、不意に目に飛び込んできた一冊の本。あなたが世界を変える日と題したこの本を手に取り開いてみると、そこには心に深く飛び込むスピーチが
1992年6月11日、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた国連の地球環境サミット。カナダ人の12歳の少女がいならぶ世界各国のリーダーたちを前にわずか6分間のスピーチをした。
この書き出しではじまるこの本は、この後「リオの伝説のスピーチ」を余すところなく届けてくれる。
セヴァン・スズキ、日系4世のこの子のスピーチは、あらかじめ用意されたものではなかった。しかし、そのスピーチは、他のどの国のリーダーの、どんなスピーチよりも、強く、痛く人々の心に訴えてざるを得なかったという。
これから未来を生きる子どもの!、心からの叫びを読む。一気に読む。わずか6分間のスピーチである。が、読むにつれ熱いものがあふれ出してくる。いや、もはや読むというより、まるでいま伝説のスピーチをここで聞いているかのような不思議な世界に入り込んでしまった。不覚にも目からあふれ出してくるものを押さえられなかった。
いまを作る私たちが、このスピーチをどのように受け止め、一人一人ができる小さなことをどのように成し遂げていくのか、無意識に生きていては、未来に回すツケが大きすぎる。
学陽書房から先ごろ出版されたばかりの60ページあまりの小さなこの本。この本が大きな愛でもって埋め尽くされ、とても大切な1冊となるのに、まったく時間は必要なかった
問題発言 (新潮新書)
政治家・企業人・スポーツ選手・タレント・・・等による、いずれ有名な「問題発言」集。それを言ってしまったがために、あるものは辞さずを得なくなり、あるものは一定期間表舞台から消え、そしてあるものは弁明・陳謝せざるを得なかった「発言」をまとめ、当時の状況やその後の顛末が簡潔に記されており、「そんなこともあったなあ」と思い出すと同時に「発した言葉には言霊が宿る」という再認識と「発言の怖さ」を改めて教えてくれる「注意書」でもあろうかと思われる、なかなかユーモラスな作品だ。これらの発言は確かに「問題」になってしまうのではあるが、実は発言者の「本音」であることがほとんどであろうし、また「核心を突いている」場合も多数あるのだと思うが、やはり
その影響を考えるに、あまりにもむき出しの発言は時に恐ろしいものであると再確認した次第である。また、その発言が、ほんの少しの言い換えやオブラートに包むことが出来たなら大分状況も変わっていただろうなとも感じられた。また、もうひとつには「マスコミの存在とその怖さ」も感じられる。テレビや会見などではなく、いわば「オフレコ」として語った、言わば単なる「失言」に尾ヒレがつき、立派な「問題発言」として世に出てしまうという場合などは、やはりそれが顕著だ。特に「報道」という名のもとに正義感を振りかざして追い詰めるだけ追い詰めるようなやり方には「発言者」に同情を禁じ得ないというか「報道の仕方ひとつ」で、それが問題にもなれば、何の話題にもならなかったりするという、いわば「情報操作」的な怖さを孕んでいるということも、改めて意識させられたように感じた。いにしえよりつい先日までの問題発言を集めた・・・というだけの作品ではあるが、実はそこから驚く程多くの事が見えてきて、そして考えさせられ、なかなかに奥が深く、実は歴史(現代史)の勉強にもなろうかといえるほど充実した、いろんな意味で興味深い一冊である。