刑事ベスト24時!!
80年代から90年代の刑事ドラマの主題歌を集めたCD。
選曲はよかったが、もっと現在入手困難な曲を集め、
値段が高くなっても2枚組にしてほしかった。
一部の曲は収録時間の関係か、TVサイズだったのも残念。
全曲フルサイズで収録してほしかった。
「Gメン’75」は時代から外れており、選曲ミスだと思う。
THE刑事☆究極の刑事ドラマ・テーマ集
TV「題名のない音楽会」で刑事ドラマ音楽特集をやっていた際、その演奏に感銘を受けまして、同番組最後に紹介されたこのCDを購入しました。
元来刑事モノ劇伴が好きなせいもありますが、選曲が古今東西・国内外問わず幅広いため飽きず楽しめるのも魅力なれば、演奏自体がとても洒落ていることも私にとって大きな魅力です。
確かに、究極の刑事ドラマ・テーマ集と銘打っているのにルパンや必殺が何故?というご指摘もあろうかとは思いましたが、考えてみればルパンの世界観というのは銭形警部との追いつ追われつの攻防・追う者追われる者の手に汗握るドラマが軸にあり、また必殺は裏稼業を描いてはいますが主水の表の職業は現在の警察でありますし、広義に解釈すれば刑事が重要な位置づけを占める娯楽作品テーマ集、といった趣で私にとってはとても楽しめるツボな選曲の大好きな一枚です。ライナーノーツの楽曲解説も面白いです。
楽曲によってはオリジナルのほうが良い場合も当然出てきますが、この手のコンピレーションアルバム、それも演奏形態の違う再演奏・アレンジ曲集の中においてはこのCDは出色の出来栄えであり、一例を出しますれば一曲目の「ルパン三世'80」などは大野雄二氏のアニメサントラに引けを取らない、肩を並べるような名アレンジ・名演奏で長年のルパンファンの私ですがとても気に入っています。艶やかなヴィブラフォンに躍動感あるブラスセクションが素晴らしい。
ブラス演奏が好きな方は勿論、刑事モノ音楽が好きな方も是非お聴きください。きっとお気に入りの一枚になること請け合いです。