太平洋の翼 [DVD]
艦載機の空襲でP51が飛んでいたり、撃墜する前はP51でも墜落時はグラマンF6Fであったりするなど、円谷監督らしからぬ誤魔化しが目に付くのが弱点ですが、それ以外の特撮は素晴らしいですよ。零戦、零式輸送機、F4Uコルセア、紫電改、SBD、F6F‥(飛行場の実写場面に登場するテキサンは除く)、見事に翔んでいますねぇ。一部ラジコンも使われているようですが、操演でこれだけ飛行機が翔ぶ映画は日本では見たことないですね。
松林監督の演出も音楽も良いですね。
NHK特集 紫電改 最後の戦闘機 [DVD]
先日、愛媛県 馬瀬(ばせ)山頂公園にある「紫電改展示館」に行ってきた。
私自身は5回目の訪問。
今回は友人を連れての訪問だった。
32年前に目の前の宇和海の海中から引き揚げられた紫電改。
当時の姿をなるだけ残したいとの希望なのか、
戦中の製造元、今は「新明和」でピカピカにレストアするのではなくて、弾痕、曲がったプロペラなど
「傷跡」を残したレストレーションが施されている。
世界に数機しか現存しておらず、
戦後接収された程度のいい機体はフロリダの海軍博物館、ワシントンDCのスミソニアン博物館には
新品のような機体が展示中である。
しかしながら、当時の搭乗員の家族への手紙やら引き上げ時のVTRなど貴重な資料はここにしかない。
当ビデオは引き上げ前後の事情を中心に据え、
当時の関係者のインタビューを交えて、「紫電改」の姿を浮かび上がらした
貴重なDVDであると思う。
生き残りの隊員諸氏、交戦したグラマンF6Fパイロット、墜落し着水を目撃した主婦やらの生々しい証言が興味深い。
DVDの画質は全体に色が薄く、あまり良くないが、十分、鑑賞に耐えうる。
何と言っても「343航空隊」の発案者であり、
基地総司令官の「司令」であった故「源田實(げんだみのる)」元海軍准将が
じきじきにインタビュアーに答えている姿に驚かされる。
帝国護衛艦隊、太平洋を征く―大和撫子紫電改2 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
案内メールのタイトルが「大和撫子紫電改2」だったので、発売から二ヶ月も見過ごしてました・・・
紛らわしいタイトルはやめて欲しいですね。特に架空戦記物は題名が似通ってしまいますから。
内容は・・・他のレビュアーの方が書いてらっしゃいますので、割愛。
「ちっぱい」は正義だ。
でも、アノ挿絵で小さいってことは、大尉達ってばどれだけ「どたぷーん」なんでしょうかw
次巻は5月末の発売だそうですから、お見逃しのないように・・・。
ところで、この作者は他の単発物(?)の続刊は執筆しないんですかねぇ?
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
コーヒー断ちの原因「数字錠」、名脇役が集合する「疾走する死者」、
なんとも愉快なミステリ「紫電改研究保存会」に、あの「ギリシャの犬」。
ミステリ&御手洗ファンならずとも読まないと損します。