ラヴ・シネマ~ムービー・ヒッツ
車通勤をしていますが、最近マンネリがちの音楽から脱出しようと思い購入。仕事帰りの疲れた車内に曲が流れると、それぞれの映画の場面を思い出し癒されます。今では帰りの車中の定番になりました。
ナショナル ジオグラフィック〔DVD〕 2億5000万年後の地球
2億5千万年後の地球の姿を(地球から見える星空の姿を含む)、未来の地球に「帰還した」宇宙飛行士の視点を借りて、
約2億年前の超大陸『パンゲア』が存在した時代の地形や気候を主な参考としながら考察していく教養番組。
前半では主に大陸の移動や火山活動とそれらに伴う人類の活動の痕跡の風化について、
後半では主に生態系の変化について描かれる。
今から2億年以上が経過すると超大陸+超大洋が形成され、大陸の中央部には広大な砂漠が広がる、と言う予想は
『The Future is Wild』での予想と殆ど同じだが、特に海洋の生態系に関する予想がかなり食い違っている点は
興味深い。
未来の地球全体・生態系全体についての予想というより、人類・文明の痕跡が2億5千万年後にも発見され得るか
(人類は当然滅んでいるという前提で)に描写が偏っているのは少し残念。
約90分の番組中に繰り返し使われる映像が目に付く点にも改善の余地がある。
音声は日本語・英語の2通りから選択可能だが、字幕が(日本語・英語の何れも)表示されないのはやや不満。
シアノバクテリアが「藍色細菌」と訳されていたのには(日本語では一般的に「藍藻」と呼ばれる。
但し、翻訳としては「藍色細菌」でもあながち誤りではない)違和感を感じた。
地球の未来・人類の未来(それも遠い未来)に強い関心を抱く人以外にはお勧めしない。
アルマゲドン【日本語吹替版】 [VHS]
おきまりといわれればそれまでですが、こういう映画はもう大画面、大音量でみないと全く魅力が通じない映画でした。映画館で見たときはそれなりにテンポがよかったので、見ていて楽しかったのですが、それも大画面、大音量が有無をいわさず降りかかってきたからか、家で見るとなんともつまらない・・・。一つよかったのはプロジェクトに選ばれ、重要な役割を担うのが無骨な民間人だったところでしょう。ヒーローとされるのが、学者でも軍人でもNASAの人間でもなく、一人の男くさいオヤジだったというのが、この映画を救ったのだと思います。そういった意味では演技はうまくもお腹にしまりのないブルース・ウィルスというのは最適な配役でした。音楽は80~90’sロック好きにはたまらないですね
Mortal Kombat: Armageddon: Prima Official Game Guide
これはシリーズ化している「モータルコンバット」の目下最新版のゲーム攻略本である。
日本のゲーム攻略本と違って大判だが、作りはとてもしっかりしていて内容もあますことなく書かれている。たとえ英語が分らなくても眺めてるだけで楽しくなり、プレイしたくなってしまうだろう。
さてこのゲームは海外ではこちらの『鉄拳』や『バーチャファイター』と同等に超メジャーソフトである。そして全機種、そうアドヴァンスやDS、Wiiまでリリースされているのに何故日本だけ…?
最大のネックは残酷描写であろう。規制にひっかかるのは間違いなくあちらでも成人17歳以上の指定になっている。ただ流血描写は有る無しのオプションで選べるようになってて任天堂版は修正されたヴァージョンになっている。とはいえ残酷と言っても超リアルなものでなく、どこかユーモラスで遊び精神に裏づけされたものだ。キャラも皆モンスターやロボット、超人の設定である。
未だにキワモノっぽい扱い見方をされてるが出来はとてもよく、これを遊べない我々は大変もったいないく不幸だ。かつてはえらく操作性が悪くグラフィックもおせじにもよいとは言えなかったが、今の3D化してからのは全く違い質が大幅アップしたといえる。ゲーム自体も面白く日本の極めて多くの格ゲーのような難しいコマンド入力はなくていい。おまけのゲームやムービー等も充実していて文句ない。
タランティーノやロドリゲスのような映画はOKでこちらはダメという現状は何か矛盾してないだろうか?
追憶のハルマゲドン
敬愛するヴォネガット最後の本。
これで翻訳されているものはほとんど読んだことになってしまうのだと思うと、とてもさびしい。
とはいえ、小さい子供が同じ話を何度も読んでくれとせがむように、僕が彼の小説に飽くことはない。
いつもそこに同じ彼の言葉がある、
ただそれだけで安心して眠りにつくことが出来るのだ。
今回の作品集は彼の戦争を題材にした短編や息子マークの序文、
彼が死の直前執筆していたスピーチ原稿などからなり、
はっきり言ってあまり統一感がない。
それが、「本当にもうこれっきりだよっ」ていわれているようでなんだか切ない。
収録作品別の感想としては、
父子の愛情をドラマティックに描いた「一角獣の罠」がヴォネガットらしくて好きです。
それと「略奪品」は戦争の中での個人的な「罪」を描いた作品。
ヴォネガットの短編すべての中で最高傑作なのではないかと思う。(ちょっとカーヴァーっぽい)
でも、必ずしもヴォネガット"らしさ”が全部詰まった一冊ではないと思うから、
初めての人はぜひほかの長編も手にとってみてください。
長編読むとまたエッセイとかスピーチとかの感想が変わってくると思います。