悪魔(デイモス)の花嫁―最終章 (1) (BONITA COMICS)
せめて美奈子の目をもう少し綺麗な女性にみえるよう、周囲の方々の意見を取り入れながら描いていって頂けたらいいかと思います。あとは小さい人物達の描き方がいい加減に見えてしまうのが、とても残念です。表紙のデイモスはとても美しいですから、画力が落ちている訳ではなく、デイモスを愛する読者が何を求めているかの大切な部分をお忘れになってしまったのではないかと…今後に期待していますので頑張ってほしいです!
(145)クリスタル☆ドラゴン3
コミック原作のアルバムは、ドラマ+声優さんの歌うイメージソングというのが、今ではお約束のフォーマットですが、80年代において盛んに製作されたコミック・イメージアルバムは、ドラマ無しの音楽主体の作品が少なくありませんでした。この”クリスタル☆ドラゴン”3部作は、そんな中でもドラマ無し、ヴォーカル曲無しという、非常に硬派なアルバムの一つです。
アルバム3部作の完結編である本作は、シリーズ3枚の中でも最もロック・ジャズ色の濃い1枚。前作以前(1~2)のアルバムが、静的な音楽だったのに対して、本作は、動きの要素が詰まった1枚です。音楽面では、作編曲、並びにキーボードをを、笹路正徳さんが全面的に担当されていて、オリジナルのリリースは、1986年。もやは20年近く前の作品ですが、今聴いても、収録楽曲のクオリティの高さは、全く色褪せていませんし、(シンセ系の音色に、やや時代を感じるもののの)同時代に製作された同種のコミック・イメージアルバムと比べても、クオリティの高さは、抜きんでています。
収録されている楽曲は、どの曲も本当に素晴らしい!。ロック民族音楽といった雰囲気の「火の剣」、前作(2)を思わせる雰囲気の「この一瞬の為に」なども気に入ってますが、強いて1曲オススメをあげるなら、村田有美さんのスキャットと、素晴らしいギターソロプレイ、笹路さんのシンセが複雑に絡み合うアルバムラスト「杖」です。
この”クリスタル☆ドラゴン”3部作は、まぎれもなく80年代のコミック・イメージアルバムシーンを代表する傑作の一つと確信します。それにしても、このアルバムの存在自体が、世間から忘れられて、なんだか埋もれた名盤みたくなっているのが残念でなりません。この機会に、あしべゆうほさんの原作ファンのみならず、いまや日本の名音楽プロデューサーである笹路正徳さんの、音楽家としての1作品も、ぜひ聴いてみてください。
悪魔の花嫁―幻の未収録作品&秘蔵原画集
「未収録作品を収録」というタイトルに魅かれて購入しましたが、正直少し期待はずれでした。
未収録作品は1作のみで、単行本を持っている人にとっては、再掲載されている作品は、たとえカラー掲載だとしても余分でしかありません。
長期にわたる連載なので、一つ一つの作品についての作者の思いやエピソードなどをもっと掲載してほしかったです。
何より一時期プリンセスで連載されていた小説風の「悪魔外伝」が収録されていなかったのが残念です。
この小説の再録を望みます。
悪魔の花嫁最終章 4 (ボニータコミックス)
どうも皆さん思い入れが強すぎるような気がしてなりません
美奈子はこの作品の中では「狂言回し」のようなものである事を頭に入れておかなければこの漫画は楽しめないと思います
恐怖の神であるデイモスも一部狂言回しでもあるわけですけど、こういった作品は主軸のストーリーは置いてきぼりにされることがしばしばです、某少年名探偵漫画とか・・・
主軸はデイモスと美奈子とヴィーナスの物語なのですが、一話完結のそれぞれのストーリーはそれとは無関係に続いています
旧作でも同じだったのですがもう一話ごとのストーリーは出尽くした感があるのは否めません、けれどそれでも読みたいと思わせる魅力はちゃんとあると思います、それが池田悦子さんの原作であり、あしべゆうほさんの絵なのです
もう4巻目ですが回ごとの池田悦子さんの原作はとても妖しい魅力を放っています、「エンジェル・マップ」では姉弟の愛憎、愛情の裏返し、弟をどれだけ疎んでいたのかということがわかります
漫画的な展開なので予想はできるのですが・・・それでも美麗な絵がそれを補ってしまいますね
「さびしい来訪者」では初めて体験した世界とそのきっかけになった美奈子への思い入れを持った少女の霊、死んだ時点で固定していた感情が変化していく様が表現されています、最後には美奈子の身代りになることで執着がなくなり解放されていく・・・これもまた美麗な絵で表現されています
この作品は続きもののようで続き物でない、読み切り作品です
皆さんが待たされたストーリーであることは十分わかります、私も結末を見たいひとりですが、やはり旧作のあの時と同じようにちゃんと魅力があると思います
悪魔の花嫁最終章 3 (ボニータコミックス)
明かされるのかと思い購入〜★画力は落ちているものの、たのしく読めました。若い頃のキレはないけど、雰囲気はある☆しいていえばストーリーが単調なのは、原作が良くないのかなぁ??読者の求める展開を描いてこその最終章かと。
カバーは薄くてインパクトない。マンガ!?ってかんじがしない。
押しが弱いかな〜存在感ないコミックスて印象。