ミカるんX 8 (チャンピオンREDコミックス)
この作者の癖なのかその時の編集の方針なのか展開が常に駆け足でもう少し引っ張ってもう少し描写をと思うことがしばしばあります。
今回もそうで出来れば最後の辺りはアグリッパ、雷帝、臍矢を掘り下げてあともう一巻くらいはと思います。
それと最終回後にREDに掲載されたシンシアと絡めたサイドストーリーも出来れば収録して欲しかったです。
ただ駆け足でも綺麗にオチをまとめてくるあたりは流石です。
またお得意のパロディ、ギミックも健在です。
特にメルカトルフォームの今までのフォームには無い華麗さにはガツンとやられました。
ストーリー、設定ともに初巻からブレない作品なのでファンなら揃えるためにも買って損は無いと思います。
と言いますか某魔乳がアニメ化できるならこれも出来るんじゃないかと思ったり思わなかったり・・・。
鉄漫-TEKKEN COMIC- 2 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
既出のレビューが作者様のファンの方によるものですので、鉄拳ファンとしてのレビューを。
1巻のポールマードック同様、今回はエディと、普段出番にあまり恵まれないキャラが良い見せ場をもらっています。
当初は大幅に異なるように思われたキャラの性格や相関関係も徐々にではありますがマイルドに修正されており、もし続編が出ることがあれば鉄拳プレイヤーでもそれほど違和感を覚えない世界観になるのではないかと思われます。この恩恵があったのが終盤の仁、平八でしょうか。
ニーナと一八は大変災難な展開でした(笑)
追加でこの作品のわかりやすいまとめ
ほぼキャラが原作通りか、改編部分も○→ポール、マードック、ロウ、ミゲル、ボブ
キャラは違っているものの面白いかも?後半の修正が有効だった等→飛鳥、リリ、アリサ、仁、エディ
キャラが違い過ぎて扱いも微妙→一八、レオ、ザフィーナ、ラース、シャオユウ
お気の毒→ニーナ
なお、出番の無いキャラもギャグシーンなどで顔出しさせてもらっている事が度々あり、そういう部分にも好感を持てました。
打ち切りでさえなければ星もう一つです。
CYNTHIA THE MISSION 9 (REX COMICS)
テンションの高い作家さんの傑作完結。
面白い漫画を描く作家さんは、決して登場人物の内面考察に埋没することなく、
全ての登場人物への魅力を読者が共に享楽できる視点の空間を提供し続ける、
このサービス精神を大前提にしてらっしゃるんだろうなと勝手に納得。
中国拳法やプロ暗殺業者の技巧に精通した
社会的アブノーマルでマイノリティ過ぎる立場と運命に染まった
チャイナ風味なブロンドロリ、更に禿という稀少ステータス付(貧乳どころの騒ぎではない!)。
このようなシンシアの魅力は、個人的にどツボにはまり、もはや抜け出せません。
シンシア・ザ・ミッションほど、漫画を楽しみ、漫画に感動し、魅了されたと
シンプルかつ強烈な充実感を与えてくれた作品を、私は他に記憶しません。
表紙絵のシンシアは実にいい、何度見ても飽きない、いい表情しとります。
いや、ほんとにいいなぁ。
ミカるんX 7 (チャンピオンREDコミックス)
雷帝編も佳境に入り、航海者も地球人もなんだかわからない人もどんどん死ぬよ!
でも死ぬ間際でもナーゴヤン星人はミャーミャー言ってるし(名古屋人としてはこのエセ名古屋弁本気でイラッ☆)白猿じゃなくて白色ハイペリオンはウッキーとか言ってるし、この本気の書き殴り感! やっぱ好きやなー。
いやマジメな話、これを商業誌でやるのってすげー大変だと思いますよ。エネルギイめちゃ使うだろうし、その癖手は全然抜いてないですしねー
今回はもう臍矢さん完全に主人公です。次巻で黒化しそうですし、本来の主人公と同格で対決ですか?!
次巻で2部完結ということですが、3部も見たいぞ! ちょろっと残った人類も絶滅して孤独なソウルボイジャーと成り果てたミカるんが宇宙を放浪するその先まで見たいぞ!!