TDK ファミリーミュージカル シンデレラ物語(全2幕) [DVD] TDBT-0161
アメリカの劇場で製作されたミュージカルですが、舞台中継という感じではなく、TVミュージカルのように撮影されています。
舞台はヴェネチア。
アメリカ人のイメージするヨーロッパです。
衣装や設定など???と思う部分もありますが、
ロッシーニのオペラ・チェネレントラにも似ていて、主人公の名前はアンジェリーナ。
昔話では語られていないお父さんの職業、亡くなったお母さんのこと、再婚のいきさつも語られていて、
魔法使いはママのママという設定です。
主人公は王子と知らず出合った相手を好きになり、彼を探すために舞踏会に行きます。
単なるシンデレラストーリーではなく、父娘のドラマでもあるのも良いところです。
音楽(作曲)は特に良い出来ではありませんが、歌と踊りは子供が楽しむには充分です。
お姫様大好きな8歳の娘は喜んでいました。
セリフは日本語吹き替えを選択できますが、歌はオリジナル・英語です。
娘の日本語力では字幕を読むスピードが追いつかなかったかもしれませんが、本人は文句は言いませんでした。
小学校で英語の時間がありますが、娘の英語力では、たまに知っている単語が聞き取れる程度です。
とはいえ子供には言葉はあまり関係ないようです。
ファミリーミュージカルと題されているわりに、
字幕を読めない年齢の子供に楽しめるかは疑問なのと、
もう少し音楽の出来がよければ大人にも勧められたので星3つです。
結婚式のドレスが故ダイアナ妃を思い出させました。
製作は90年代です。
ドライブはI-OデータのBRD-SH10BLEKを使っています。
今までVictorのBV-R260HW10を2回リピートしましたが20枚中4枚ほど無駄になってしまいました。
こちらのディスクは今のところ大丈夫です。(10枚中10枚OK)
単価がまだまだ高いし4倍速とはいえ書き込み終盤でエラーになると40分ほど時間ロスしますし。
容量が大きく時間がかかるので億劫ではありますが一応毎度ベリファイもやってます。
VictorのもTDKのも書き込み成功したディスクはエラーはありませんでした。
ドライブとの相性もあるらしいのでどっちがよい、ということは言えませんが
値段はこちらの方が若干安いので今後はこっちをリピートします。
TDK LoR 録画用ブルーレイディスク BD-R 25GB 1-4倍速 ホワイトワイドプリンタブル 50枚スピンドル BRV25PWB50PK
BDはキズに弱いというイメージがあって、スピンドルは不安だったのですが、実際には中でしっかり固定されていて大丈夫でした。
自分は7780円の時に購入したのですが、これなら一枚あたり160円を切る価格なので、嬉しい限りです。
小澤&ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2002 [VHS]
小沢さんのコンダクトで、テーマはグローバルというところだと思います。ですが、演目はだいたいきまっているので、そんなに指揮者の個性は出しにくい行事だと思います。しかし、ウイーンという地方都市のローカルなイベントを世界放送されるまでにプロデュースした故カラヤンと、その弟子である小澤先生が世界に認められたの偉大な指揮者として招へいされたというのがとてもエキセトリックで、素晴らしいことだろうと思います。
しかし、やはりシュトラウス中心で、コンダクターが選曲できる余地が少ないので、毎年テレビで見てきた自分としては、今年はこの曲が無くて、この曲があるんだなというようなところです。秀逸だったのは「悪魔の踊り」でしょう。弦楽が激しくまわり、いかにも小澤さん向きの曲です。しかし、この曲はニューイヤーコンサートに持ち込むにはギリギリOKというラインです。逆にそこが、マンネリ気味のコンサートに山椒のようにスパイスを与えてくれたと思っています。
小澤さんは、満州生まれで国際感覚バリバリの平和主義者です。20歳そこそこで、日本から貨物船に乗って、インド洋を渡ってマルセイユに着岸してから、バイクに乗ってパリに、ベルリンに音楽の勉強に行くようなバイタリティですので、私の想像力をはるかに超えています。「ボクの音楽武者修行:小澤征爾」
ウイーン・フィルもドイツ語人ばかりでなく、だんだん国際オケとしての潮流に逆らえなくなっています。新年の挨拶は、団員の故国の各国語での紹介からはじまり、小澤さん本人は「ハオ」と北京語であいさつして会場を盛り上げました。
かつては固定指揮者で行われていたローカル行事を、国際イベントに仕立てたカラヤンへのオマージュに勝手になってしまったことでしょう。このコンサートのおかげで、大したことないウイーンという町が一流ブランドになったのですから。会場は日本人の観客が多く、小澤さんの家族もいらっしゃいました。大いに盛り上がって多くの富裕層からも歓迎されている姿はとても輝いています。
ウイーン・フィルは指揮者によって、それほど音を変えませんが、今年は小澤さんの方針に従って弦楽をフューチャリングされていて音も分厚かったと思います。松本ほどではありませんが。ウイーン的な方言は「控えめで高貴」ですから、その範囲内でのオケ仕込みだったと感じました。
映像を見た後、CDで音だけも聞き入りましたが、聞き慣れている曲とはいえ、大変素晴らしいです。カラヤンが小澤さんに「指揮はinviteだ」と言ったそうですが、団員にお仕着せをせず1人の音を招いて引き出す技術がそのまま体現されている演奏でした。
小澤さんがウイーン国立歌劇場に入ったころにこの盤を見ましたが、地元のオペラではどうでしょうね。地元人ではウイーン的な演奏が欲しいところでしょうから、賛否は微妙かもしれません。しかし、ニューイヤーだけは国際イベントですので、小沢さん自身の音だけでなく、エンターテイメントに対する情熱が強く伝わってきました。