ベテルギウス決死圏―宇宙捕鯨船バッカス (ハルキ・ノベルス)
シリーズ3作目,最終作です.
が,新しい登場人物のエピソードに多くのページが割かれていて,
過去作で語られたいろいろなことは,なんとか回収したという感じです.
そのせいか,後半につれて駆け足のようになり,ラストも曖昧という印象.
確かにラストに繋がる伏線でしたが,まとまらなかっただけになんとも….
主人公の青春ものとしても,成長途上でこれからというところでしたし,
SFとしてもライトで読みやすかっただけに,もう少し続いてほしかったです.
ただ,あとがきからは試行錯誤だった様子がうかがえ,
著者自身もすっきりしていないようなイメージを受けました.
時の足音
また暗い曲かと思ったが、
勇気を奮い立たせてくれる曲である。
最初は穏やかさ、静かさ、
哀愁すら感じるような流れだが、
サビに入るとすばらしい落ち着きのある、
勇気の出る歌詞がゆったり流れる。
激しく力強く歌われる部分もあり、
穏やかな部分との差がまた面白い。
サビの時計の針で、「短い針と、長い針」というのが
出てくるのだが、まさにコブクロ
じゃないか!!!コブクロの人生なのかと
思って、この曲を聴くのもまた面白い。
全体的に素晴らしいが、
個人的に特に印象的だった歌詞は、
「歩道の影に咲く花、誰のためにあるの?
誰のためでもないよと輝く、君に照らされる」
のような所だった。
人生、誰かのためにあるんじゃない。
自分のためにあるんだ。
もし私(花)に感動してくれたなら、
これほどうれしい事はないけどさ、
そんな私にしてくれたのは
ほかでもない、あなたなんだよ。
ありがとう。
そんな謙虚さ、暖かさを感じる。
もちろん、全体を通して、
それを感じる。
この曲は勇気を与えてくれる。そして、
コブクロの人生を感じたりもする。
まさにコブクロの「時の足音」ではないか。
ANOMALY
待った甲斐がありました。
1stアルバムの「Little Odyssey」から始まり1stEPの3曲。
世にこの二つのCDしか出てなかったときは「あー、そっち路線でいくのかぁ」
と思った。
そして、2ndアルバム「Anomaly」の「the Ivy」のPV公開。
僕の考えはほぼ確信したと思った矢先、
「Anomaly」のm2、「Taking Reptiles」に入った瞬間鳥肌立ちました。
爽快。爽快。・・・健在でした
同じようなこと考えてた方は必ずやられます。
「The Ivy」からの「Taking Reptiles」に世界に引き込まれ
「My Own Worst Enemy」「Monkeys」「Insomnia」「ベテルギウスの灯」で暴れ、駆け抜ける。
「Walking Like A Man」で未知の音との遭遇。
「Doom」のせいで「Antibiotic」はトロく退屈と思わせるほどのチェンジオブペース
そして「Notes Of Remembrance 」「西門の昧爽」で心地よい風を感じ、幕が降りる。
良いアルバムだと素直に思います。
細美さん、masaさん、ウエノさん
柏倉さん、堀江さん
ありがとう、聴けてよかったです。