新コボちゃん (21) (まんがタイムコミックス)
ほのぼのとした雰囲気が大好きです。
植田先生のコボちゃん一家に対する愛情を感じますね。
コボちゃんが徐々にお兄ちゃんになっていく過程が
描かれています。これからどうなるのか?
凄く楽しみにです。
国語のできる子どもを育てる (講談社現代新書)
本書は、読むこと、書くこと、読解力とは何か、という構成となっている。まず、書くためには、正確に理解することが必要であると指摘する。幼い子どもには、感想や意見を書かせることよりも、より正確なことば使いを学ばせ、そのための道具立ての工夫をしてあげるのが親の任務だとアドバイスする。そのための具体例や実践例が紹介されている。次に、読むことについては、子どもの発達段階に応じた読書の目標や方法を設定・紹介している。そして、読書の重要性を強調し、多読を通じての人間性の育成に言及している。次に、読解力については、学校教育における断片的で部分的な読解テストは、真の意味での読解評価はできないとしている。また、テストにおける指示語問題や字数制限による書き出し問題は、子!どもの読解力のためというよりも、採点する教師のためであると批判する。このような国語教育では、子どもは、読解力を養成されず、もっぱら、テスト問題を解くための技法を身に付けるだけとなる。筆者は、国語学習における基本的な考え方や姿勢を熱っぽく語り、わが国の国語教育の根本を問いただしている。読者は、本書によって、これまでの自らの学習方法を反省し、子どもの学習にとって、よりよいヒントを与えてもらえるだろう。
新コボちゃん(20) (まんがタイムコミックス)
☆【かりあげクン】や【フリテン君】、【おとぼけ課長】等の4コマ漫画を数多く発表し、今なおマイペースで精力的に大活躍されている、四コマ漫画界の巨匠、植田まさし先生が読売新聞で長きに渡って長期連載されている、田畑ファミリーの愉快で楽しい平穏無事な日常を描いた国民的名作【コボちゃん】も蒼鷹社から出版されていたコミックを含めると既に合計80巻以上に及ぶ超ロングセラーになります。絵柄も明快で親切な配慮が行き届いており、何回読んでも全然飽きがこない、老若男女をとわず、誰もが楽しめる最高の4コマ漫画です!。この20巻で最大の話題は、既にインターネット等で大々的に取り上げられましたが、コボちゃんに妹ができる!そして、お兄ちゃんになるという、嬉しいサプライズでしたが正直、半信半疑でした。しかし、その光景を生で拝見した時には大喜びしました。それだけではありません。〈永遠のようち園児〉として描かれると思われていた、コボちゃんが〈小学生!〉になります。中学校教師で、甥のタケオ君が同じ学校に勤務している、美人の花田先生とめでたく結婚する、お話にもビックリさせられましたが、コボちゃんが小学生になる展開には何故か複雑な心境になりました。個人的にコボちゃんとの付き合い?は長く、連載初期から愛読しておりますので、気心が通じますし、正真正銘の大ファンですから、すんなりと感情移入してしまう、私にとっては大切な作品です。同じく大ヒット作の【かりあげクン】も同様に。植田まさし先生によると、コボちゃんが小学四年生になるまでは出来る限り描きたいと語られておりましたが、果たしてどのように変化していくか、これは見物です!。もちろん、コボちゃんのお父さんやお母さんの優しい愛情と温もりによって、家庭はこれからも円満だと思うし、おしどり夫婦のおじいちゃんとおばあちゃんの衰え知らずの変わらぬ健在ぶりにも大いに期待したいデス。犬のポチや猫のミーも大事な家庭の一員である。植田まさし先生、これからも、コボちゃんとその家庭たちのオモシロおかしな明るい日常生活と天才的なギャグを未来永劫?描き続けてください!。何時も楽しみにしておりますので!☆。※田畑ファミリーは永遠に不滅です!\(^o^)/。
国語脳ドリル 作文王 プライマリー―国語専科教室式 (頭のいい子を育てるドリルシリーズ)
プライマリーということで入学準備におすすめ、みたいなことが書いてありますが4年生でも喜んでやります。
コボちゃん作文なんかは中学生でも喜んでやりました。
大人としても「つまずく」か「つまづく」か改めてその理屈がわかり読み物として大人も楽しめます。
国語にアレルギーのある子におすすめです。
ボッコちゃん (新潮文庫)
星新一氏のショートショート作品集の一つです。個人的には『きまぐれロボット』(角川文庫)に次ぐ秀作が収録された作品集だと思います。印象に残った作品を挙げましょう。
「殺し屋ですのよ(P.26)」・・・ある大きな会社の経営者の前に殺し屋と名乗る割には虫も殺せそうにない女性が現れます。おまけに「あなたを殺しにきた訳ではない。殺しの注文を受けにきた」と言うのです。「成功報酬でよい」という女の言葉に半信半疑ながら経営者は商売敵の殺害を依頼します。数ヵ月後、経営者はニュースで商売敵の病死を知ります。さて、女の招待は・・・?相変わらずのどんでん返しに思わずニヤリとさせられます。
「暑さ(P.63)」・・・これは生半なホラーよりはるかにゾッとする作品です。ある暑い夏の日の午後、一人の男が交番に自分を捕まえてくれと申し出てきます。巡査が男が自首してきた理由を尋ねると、男は「まだ、なにもしていないが、いまにも何かをしでかしそうだ」と言います。暑さに対して異常にイライラする話、そのイライラを静めるある方法の話、そして最後の何気ない一言、秀逸です。これはぜひ、気だるい夏の日の午後に読んで頂きたいと思います。
「親善キッス」・・・地球からの親善使節団がチル惑星に辿り着きます。チル星の姿形は地球人に良く似ていて、男女ともショートスカートを履いているぐらいしか目立った差異は見当たりません。そこで、団員の一人が団長に「地球ではキスという挨拶の方法が行われているということを示してくれ」と頼みます。チル星のかわいい女の子とキスを自由にしたいという魂胆です。目論見は上手くいき、団員はチル星の美女(厳密には男も含まれる)とキスを交わすことができました・・・が、そうは問屋が卸さなかったという結末です。でも、それはそれで微笑ましい結果だとは個人的には思いますが・・・。