ストリート・リーガル(紙ジャケット仕様)
なんといっても「IS YOUR LOVE IN VAIN」
そして発表されてから30年近くも経てなお、聴く者を圧倒する力。
僕はディラン信者でも何でもないが、ディランと同じ時代に
生きていられることを本当に幸せに思うし、これを支持する
大勢の人がいることもとても勇気付けられる。
ディランのラブソングについてはあまり語られることはないが、
この人が歌わなかったら、人類がこれだけ深い愛情の表現を
聴くことはなかったろう、というくらい凄い歌を作ってしまう。
これだけの名曲が、他の傑作に混じって間奏曲のように収録されて
いるところがたまらない。
ここから30年かけてまた新たなファンを増やしていくような
作品なんだと思う。
Street Legal
紙ジャケ仕様の再発CDが出てから、結構買い直したディランのアルバムのなかで、今もっとも聴いてるのが、この「ストリートリーガル」。
地味であまり知られてないアルバムのようですが、
コレ正直、傑作です! ジャケットは正直トホホですがw
で、ディランなのに、ものすごく音楽的w
のっけの「チェンジングオブザガード」から「ホエア・アー・ユー・トゥナイト」まで、駄作が無い!
何より気持ちよく歌うディランが印象的。
The Street Lawyer
がっかりさせられた「テスタメント」に比べればはるかにマシだが、往時の作品の勢いはない。
エリート弁護士が正義に目覚め、巨万の富や地位をうち捨てて悪を正すというプロットにも飽きたし、グリシャムのもっとも面白い部分である法廷シーンも中途半端。主人公と言うにはどうにも役不足な人物設定など、まるで手抜きをしているかのような作品だ。
とはいえ、グリシャム作品の香りは確かにそこかしこに漂っている。「テスタメント」で失望した方々も、今回はそれなりに楽しめるのではないだろうか。
The Street Lawyer
数年前この本を読み、即グリシャムのファンになり以来彼の作品はなるべく読むようにしています。初めは法律用語のような専門的な言葉だらけで難しいのかもと思いながら、試しに読んでみたのですが、さすがは売れている作家。驚くほど読みやすいのです。その上、心温かいヒューマニズムが底流にあり、感動時なストーリーでした。なるほど、売れるはずだと思ったものです。この本を突破口にして、グリシャム作品に対して不安なく次々と購入し読んでみましたが、やっぱり私にとってはこの最初の一冊が最高に好きな物語です。