ステージ・ウィスパー(限定盤/2CD+DVD)
まず肝心のDVDですが、ジャケットのイメージから
暗いステージで実験的な事をやっていそうですが、コンパクト
ながら普通のいたって健康的なステージです。
5:55やIRMからの曲はもちろん、ボブ・ディランや父親の
カバー曲も一生懸命歌っていて、そっちの方が可愛らしくて良かった。
不慣れなメンバー紹介もキュートでファンにはたまりません。
ただ映像を普通に見せてくれればとても美しいのに、モノクロにする、
ブラウン管風画面にする、70年代風のとても汚く小さい画面に変える。
またそれを昔の電波の届かないTVのようにのべつ上下にスライドさせる。
と、非常に不快なな映像も多く、ザラついた映像で延々と一般人や景色を
流し出した時はええかげんにせい!と思いました。
これ買う人はとにかくシャルロットが見たいだけで、映像の監督のセンス
(ほぼ0点の)なんてどうでもええのに。映像の小細工に−1点。
ただしライブ映像、PV(これがまたカッコ良く美しい)のシャルロット
はとても魅力的でやはり魅せてなんぼの人ですね。
未発表曲集もそれなりには良かったですが。
それとバックでギター、ヴォーカル担当してる女性がまたカッコいいのでした。
イマージュ アムール
4年近く前に発売されたアルバムですが私はシリーズの中で一番好きです。
タイトル通り、「愛」をテーマに選曲されていると感じます。ニューシネマパラダイスの「愛のテーマ」「冷静と情熱のあいだ」「ウエストサイドストーリー」など、優しくしっとりしているけど明るさもあって、愛することの幸せを伝えてくれるような素敵なアルバムです。寒い季節になると、毎年聴きたくなります。
イマージュ
SACDでもトップレベルの感動するディスクでした。
ややノイジーですが高音の伸びと低音の弾みが心地よいです。
CD板も買いましたがこの差は大きすぎますね。
本当に他のシリーズもSACD化して欲しですね。
SACD終わらせないためにもハイブリッド版で
今後どんどん出していって欲しいですね。
SACDプレーヤーをお持ちの人は
買っても損はあまり無いと思います。
※再生にはSACDプレーヤが必要です。
アンチクライスト [Blu-ray]
まず映像の話。モノクロが美しかった。とくに冒頭のそれはこれから起こることを一瞬忘れさせる、現実かと錯覚してしまうほどだった。
夫がとった自ら治療するという行為は夫婦の越えてはいけない壁を越えたことになるのではと感じた。なぜならそれが徐々に関係を破綻させていっていたから。妻の病状は悪化、夫もそこで常軌と呼べない様子だった。
何度も愛し合う。しかしそれは愛からではなく、ある種お互いが何かしら救いを求めてのもの、求めるほど愛は失われていくようだった。ここまで痛々しく愛し合う姿を描いた作品もそうないだろう。シャルロット・ゲンズブールがすごい。その存在感は美しく大胆、そして残酷だった。
ラ・ピラート ジェーン・バーキン [DVD]
高い評価を受けた、ジェーン・バーキン(Jane Birkin)主演の1984年フランス映画「LA PIRATE」。
タイトルには「ラ・ピラート」(PIRATE)という略奪する女性(海賊)という言葉が使われていますが、もちろん、海賊映画ではありません。
ジェーン・バーキン演じる"アルマ"を4人の男女が取りあう恋愛映画です。映画を観ている間に、その4人の中に入ってしまう方も多いのではないでしょうか。
色んな意味で思わず、「フランスの80年代は美しい。」と見入ってしまいます。
DVD付属リーフレットのカヒミ・カリィによる解説文も秀逸。
2002年発売盤が売り切れて高騰していた作品です。
2011年10月に販売元を変えて再発売されました。