桂文珍 10夜連続独演会 第1夜 [DVD]
文珍落語は新作でも古典でも、どちらもおもしろい。しつこさのない、程良い駄洒落を取り入れ、聴衆に働きかけて来る。どれも良いが、個人的には老婆の休日を収録したこの第1夜が一番良いように思う。
青色申告らくだ2011
ここ数年、青色申告らくだプロの最新版を使い続けています。
このソフトは、Microsoft Access を使用して、作り込まれている為、Access の操作性が気に入っている人は、私を含め、使いやすいです。
ただ、Windows 7 対応とうたっているにもかかわらず、アップグレードした Windows 7 には、非対応というのは、頂けませんね。
また、Access も、ver.2002 を利用しているため、私が使っている、Office 2007 では、若干、起動に手間がかかってしまいます。
次回のバージョンでは、ぜひ、Office 2007/2010 で作り込まれた、青色申告らくだプロに挑戦して欲しいですね。
うさぎとかめ (ブライアン・ワイルドスミス作品選)
初めて目にしたのは伊豆のブライアン・ワイルドスミス絵本美術館です。
不思議と絵本の美術館なのに子供がほとんどいない大人な美術館でした。
ここはワイルドスミスの原画と絵本が展示してあって、グッズや絵本購入できます。
小さなころ絵本は大好きでたくさん読みましたが最近大人になってあんまり絵本自体を手にしなくなりました。
その日は観光で何気におとずれたのでワイルドスミスがどんな人かも知らずに行きました。
でも絵本や原画の迫力に感動しました。
鮮やかな色彩なのに完全な原色でもなく
よく見ると和すら感じさせる色をたくさん使っています。
これだけ色を使うと普通はごちゃごちゃするのに
絵本を開くと不思議と落ち着いてしまっていつまでも眺めたくなります。
色を見る快感をこの絵本で知りました。
うさぎとかめはだれもが知っているお話でしたが
それが実にいきいきと鮮やかに描かれています。
私がワイルドスミスを好きになった1冊です。
皆さんにも是非読んでもらいたいです。
好きになったら伊豆の美術館もぜひいってみてください。
立川談志プレミアム・ベスト落語CD-BOX(芸歴50周年記念)
「立川談志ひとり会」のCD全集で、主だったところが
出そろったと思っていたら、掘り出し物が一杯の全集が
登場してきました。
CD全集を持っている人はもちろんのことですが、師匠の
魅力が詰まっているこのプレミア集は、これから「談志」
を聞いてみようと思っている人にもお薦めです。
最近は、TVやラジオでも、師匠の落語を聞ける機会は
あまりないのですから、こうした全集はとても貴重です。
らくだの涙 [DVD]
「母らくだが産んだ仔らくだの世話をしない時に、それを治療する方法がある」って聞いて撮りに出かけちゃったドキュメンタリーのようですが、ロケに来た時に、まさしくこのアクシデントが起こったからよかったけど...。でも、きっと『母親か子供どちらかのらくだが死ぬ』事態があるだろうから、なんとかなるって思ったそうだ。スゴイねぇ。一番感動的で幸福な映画が撮れて、本当によかったね! これこそがドキュメンタリーを撮る心構えなんだなぁ。
基本的に『モンゴル遊牧民の生活文化を追ったドキュメンタリー』という理解で間違いないけど、観ているとすぐにカメラに映る遊牧民たちが“演じている”ことに気づきます。演じる役柄は、自分自身というわけ。監督自身、演出部分があることを認め、『物語風ドキュメンタリー』という定義を用いています。どこまでが演出で、どこまでが事実かという微妙なバランスを意識しながら、観賞すべき作品といえます。
モンゴルの美しく厳しい自然を捉えた映像美、それだけでもスバラシイ。生々しい出産シーンに始まり、自分の子供に見向きもしない(それどころか、乳を飲もうとする子供をひざ蹴りする!)といった、らくだの生態があます所なく撮影されています。幼いらくだが可哀相...。そこで登場するのが、馬頭琴の音色にあわせて、人間が歌声を聞かせる伝統的な儀式。この儀式によって、母らくだは涙を流し、子供への愛情に目覚める。(←ようにみえる!!) このドキュメンタリーは民話として成立しているし、テレビの普及など、それらしき描写部分はありますが、声高に安易な文明批判映画にしていないのがいい。