銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 [DVD]
1988年に劇場公開された田中芳樹原作の『銀河英雄伝説』の初アニメ作品です。
本伝+外伝+劇場版あわせて全165話にも及ぶOVAシリーズの序章にあたり、
銀河帝国の「常勝の天才」ラインハルト・ミューゼルと
自由惑星同盟の「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーの初対決(接触)を描いています。
ラインハルトの描く驚くべき戦術に手玉にとられる同盟側や、
それに対し、ヤンはわずかな艦を率いて帝国の大艦隊の撤退を余儀なくさせてしまう様など
シリーズを通して描かれる英雄達の群像劇を垣間見ることが出来ます。
また、上官の陰湿さや駒として扱われる部下、下士官の位置付けなど軍隊の有り様を鋭く描き、
頭でっかちの軍上層部の戦況判断が多大な損害を及ぼす様など、
現代の縦社会の危うさも風刺している点にも要注目です。
銀河英雄伝説という作品は銀河の時代歴史物語を
覗き見るような形をとっているため、どのシリーズから見始めても良いのですが、
この作品はわずか60分の中に銀河英雄伝説の面白みが凝縮している、
いわばプロモーションのような作品ですので、
「銀英」を知りたいという方にはぜひオススメします。
ラストイニング 勝利の21か条 ─彩珠学院 甲子園までの軌跡─ (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
自分はイヌか、サルか、ねこか・・・。チームの中でどんな役割を担うべきかなどと考えてしまう。
「ラストイニング 1 (ビッグコミックス)」は野球漫画好きの僕にとって衝撃的な作品だった。
群雄割拠の中で戦うような戦国時代風の野球漫画が多い中、チームマネジメントと戦略を全面に出した野球漫画は初めてで、これは野球だけじゃなく会社の中でも使える理論がたくさんあると感じた。
「GIANT KILLING(1) (モーニングKC)」も同様にチームマネジメントを中心としたサッカー漫画で人気を博している。
そうか、スポーツ漫画はマネジメント目線を求めていたのかもしれない。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらが流行った背景には、このようなニーズがあったのかもしれないな・・・
などと、素人の僕でさえ語りたくなってしまうような、そんなラストイニングをプロの目線で語ってくれているのが本書です。
2004年の第1話から週間スピリッツで、そしてコミックスで全話を読んでいる僕にとって、あの時の鳩ヶ谷監督の采配は、あの時のアンパイアの判断はなど、いろいろと疑問点などが残っていたんですが、それがすっきり。高校野球を取り巻く環境を紹介しつつ、それぞれのシーンの解説をしてくれています。
会社のマネジメントに悩んでいる方にも本書はお勧めです。
自分が監督、スタッフが選手とした場合、どこまでが監督のできるところで、どこからが選手が判断し実施すべきことなのか。
監督が入り込めないグラウンドの中、自分が全て関与できない現場と同様に、どのようにマネジメントを行うべきかのヒントを与えてくれることでしょう。
いわゆる漫画評論本ではなく、野球理論に関する評論本。野村監督の著書が好きな方には是非おすすめの書籍です。
ただし、ラストイニングを読んでないと、単なる野球好きの雑談になってしまう可能性があるので気をつけてください(笑)。
総合英語Forest, 4th edition
職業柄、TOEIC高得点者、英語が堪能な人、英会話の達人である日本人と多く接しますが
彼ら皆が口をそろえて言うのは、基礎としての英文法学習の重要さです。
英語は聞き流すだけではマスターできません。いや、仮に可能だとしてもそれは途方も無い遠回り。
英文法の学習こそが、間違いなく英語マスターの近道を示すものだと皆言っています。
そしてその英文法を得意にする秘訣は、あまりちょろちょろ浮気するのではなく、
信頼できる一冊をひたすら何十回も反復することにあると確信します。
この本はその一冊としてオススメです。
他書の過剰な宣伝文言に煽られず、変な幻想をいだいて楽な方法を探すより、
まずはこの本を地道に反復すべきでしょう。高校英語を思い出したい方にもオススメ。
ただ、単語力はまた別の本で、必ず「発音と一緒に」覚えるべきだと思います。
あとはリスニングはあまりスローなものを聞くよりいきなり「ベッキー・クルーエルde英語耳」の
ようなネイティブに気持ち良い速度で高速に話されている教材で学ぶと、成長が早まると思います。
これもまたしつこい反復ですごく聞き取れるようになります。
その上で、TOEIC対策をするなら、公式問題集を徹底的に解くのが一番。
TOEIC問題には独特の癖があるからです。英語はしつこい反復をした人が得意になる学科のようです。
トミカヒーロー レスキューフォース VOL.5(初回限定) [DVD]
第18話での実は先代レスキューフォースのメンバーだった石黒隊長の熱血大暴走が見もの!
普段は冷静沈着なのに、着装してからのちょっとハチャメチャな大暴れが何ともおかしいです。
名乗り口上があるわ、レスキューブレイカーの使い方が必殺仕事人みたいなノリになってるわで、ちょっぴり時代劇テイストになっているのがさりげなく昭和ルネサンスしてるのもいいけれど、全部のビーグルを発進させちゃって大慌てするところには吹き出しそうになりました。
石黒隊長初メインの話にして大傑作!