Penguin Young Readers Level 3: Charlie and the Chocolate Factory (Penguin Young Readers (Graded Readers))
Penguin Young ReadersのLevel 3
語数 1,300 YL 1.4
Roald Dahlによる作品で、日本でも『チョコレート工場
の秘密』の邦題の翻訳本や、ジョニー・デップ主演の
『チャーリーとチョコレート工場』の映画で、有名な作品
のリトールド(簡易)版です。
貧しくも家族と仲むつまじく暮らしていた少年Charlie。
Charlieの暮らす街には、Willy Wonkaが経営する巨大な
チョコレート工場がありました。そして、ある時、チョコ
レートを買って、中に「Golden Ticket」があった5人に
工場見学ができる、という企画を立ち上げました。
Charlieは見事最後のチケットを手に入れ、おじいちゃん
と一緒に工場の見学に出かけますが、そこで待っていた
のは…。
非常に読みやすい英語で書かれています。このお話の
あらすじを気軽に英語で読みたいという方にはぴったり
の本です。
チャーリーとチョコレート工場 特別版 [DVD]
原作者ダールの脚本による「夢のチョコレート工場(原題:Willy Wonka and the Chocolate Factory)」に大感激して原作を読み、
それから本作「チャーリーとチョコレート工場(原題:Charlie and the Chocolate Factory)」を劇場で観ました。
この二作を比較する必要はなく、両方とも秀逸な作品であることは確かなのですが、
強いて言えば「一作目よりも二作目の方が『ヒネリ』が多い」ということでしょう。
一作目のWilly Wonka社長は、経営者としても人間としても「大人」であるのに対し、
本作では彼自身の生い立ちを描くことによって「大人になりきれていない天才」を映し出しています。
ハッピーエンドとなるのですが、そこまでに至る経緯も「誰かの手を借りてでないと行動を起こせない」ところが、
世界最大級の工場をたった一人で立ち上げたWonkaとは思えないほど頼りない一面を垣間見られて、
原作や一作目映画では味わえない面白さがありました。
劇場によっては「チョコレートの甘い香り」が漂ってくる演出もあったそうですが、そういう劇場では観られなかったので、
チョコレート菓子を買って、「チョコレート工場のメインルーム」の扉が開かれた場面で食べました。
DVDでも、同じことをしながら観ようと思います。(DVDのパッケージに「チョコレートの香り」が付いていれば最高ですが・・・)
チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))
小学生の時に読んでから、何度も何度も読み返している素晴らしい本です。なんと言っても、チョコレート工場の中には、子供なら誰でもあこがれるようなチョコレートの川を筆頭にチョコレートだらけ。チョコレート工場に行けるようになった経緯も素敵です。当時、チョコレートなど買ってもらえなかった私は、くじ付きのチョコレートにあこがれました。自分の子供にも大きくなったら絶対読んでもらいたい本です。
チャーリーとチョコレート工場 [DVD]
あんなに評判だった、チョコレート工場、やっと観ました。
全編に苦い笑いと、究極のイマジネーションが
ちりばめられていて、久々に、映画の中の世界に
没入しました。
好きか、嫌いかに分かれる映画のような気がします。
この映画では、ジョニー・デップの変人ぶり
がいかんなく発揮されて、変な髪形と白い歯、それと
ニヤニヤ笑いが評判になりましたが、彼もいいですね。
なんとなく、『不思議の国のアリス』を思い出しました。
いつか、ティム・バートンに、『不思議の国のアリス』
『鏡の国のアリス』を映像化して欲しいものです。
工場の中は、もう、ファンタジーですね。一見、おとぎの国の
ように見える装置も、なんとなく、ブキミで怖い感じなのが
バートン流。工場に招待された子供と大人たちを最初に歓迎する
のが、ディズニーランドの、イッツア・スモール・ワールド
のパロディなのはあきらか。
それから、ウオンカが、父親や家族愛にコンプレックスをもって
いることを示すしぐさも、笑えます。
一番笑えたのは、巨大チョコレートを、TVを使って
TV画面に転送するくだりです。
そこでは、『2001年宇宙の旅』を完全にパロディしています。
それから後半、透明なエレベータが自在に空間を移動するのも、
ファンタジーならではで、よくできています。
全体的に、よくできていて、これは、劇場公開時、ヒットしたのも、
うなずけますね。観るまえの期待を大きく上回る、カルト大作です。
Charlie and the Chocolate Factory
壊滅的に英語が苦手な私が、英語の勉強にと
一時期英語の児童書にいくつかチャレンジしたのですが、
私がなんとか最後まで読めたのは、たった1冊。
それがこのCharlie and the Chocolate Factory 。
貧しいながらも、暖かい家族に囲まれて育つチャーリー。
その彼に訪れた、特別な幸運。
それは、世界でたった5名が手にすることのできる、
世界一有名な謎のチョコレート工場への、招待チケット・・・。
期待が膨らまずにはいられない魅力的な冒頭に、
次々登場するコミカルで魅力的なキャラクター。
そして、休む間もなく展開していくストーリー。
児童書と侮るなかれ、
自分の英語力のなさかと疑いたくなるような(笑)
劇的な展開に、夢中でページを繰ることになります。
想像力を刺激するイラストがふんだんなのも、
最後までぐいぐい読めた要因のひとつです。
児童書らしく、道徳めいたエピソードや、
家族愛を考えさせるテーマとなっていますが、
そうした堅苦しくつまらなくなりがちなテーマを、
チョコレートのように甘くほろ苦く味付けした、
魅力的なストーリー。
子供はもちろん、大人だって楽しめる、素敵な物語です。
本を読んで、楽しみたい方、明るい気持ちになりたい方、
おすすめです。
中学生レベルの英語で、十分読める内容だと思います。