COMPLETE SICKS(DVD付)Blu-spec CD(TM)
もはやあまり語ることもないのでしょうが、レビューを書かせて頂きます。
リマスターですが、かなりクリアに仕上がっています。ギターやベースはもちろん、ドラム周りの音のキレが格段に良くなっているのではないかと思います。個人的には「淡い心〜」のアコギの柔らかさと、「見てないようで〜」のイントロのドラムの迫力にドキッとしました。
携帯プレイヤーに入れて街を歩きながら…となると(実践していないので)ちょっとわかりませんが、家のオーディオで聴いたら歴然とした違いが必ずや感じ取れるはずです。
デモはあくまで「デモ」ですが、その段階から実際の音源に到るまでにたいしてアレンジが加わっていなかった(歌詞以外はほとんどのフレーズが完成していた)のが印象的でした。
ブックレットにはこれ以上は無いんじゃないかというくらい素晴らしい写真の数々が収められています。DVDのドキュメンタリーと合わせて本当にいい時代だったんだなあとしみじみ思いました。
インタビューで吉井さんが「(当時は)まったく不安はなかった。絶対にちゃんとできるなっていうか」と語っているように、自信に溢れた彼らの姿が、楽しんでいるだけでなくレコーディング時の緊張感のあるシーンも、ドキュメンタリーにしっかりと刻まれています。
彼らがこの作品を創っていた瞬間瞬間にどんな思いを抱いていたのかはわかりかねますが、ドキュメンタリーでブライトンのメリーゴーランドへ向かう途中に流れてくる曲のコーラスこそが全てなのではないでしょうか。
13年前にSICKSを創り、そして今回のCOMPLETE SICKSを含めた20th Anniversaryプロジェクトを実現させてくださったTHE YELLOW MONKEYのメンバー、事務所及びレコード会社のスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
Rainbow Six 3: Raven Shield Complete (輸入版)
完全日本語版のRainbow Six 3: Raven Shieldを友人から借りてプレーしたとがあり、とても面白かったので何とか新品で製品版を手元におきたいと思い購入しました。
製品内容としてはDVD一枚で、インストールはディスクの入れ替えもなくスムーズに行うことができました。
ゲームのスペックは古い作品なのでよほど低いスペックでなければ動くはずです。一応オンボードのCore2Duoノートパソコンでもそれなりにプレーできました。
ゲームの内容としては、ほかのRainbow Sixシリーズをプレーしたことがないのでなんともいえませんが、使用できる武器や装備の豊富さ、ステージのバリエーション、ゲームのバランスなどとても面白いゲームだと思います。
ただし、個人的には少し英語の壁が気になりました。
一応日本語版をそれなりにプレーしたことがあったので、各ステージのミッション内容等はある程度わかったのですが、英語に苦手意識のある方は最初のうちはミッション目的等を理解するのが大変かもしれません。
英語でも問題ないという方は値段しだいですが、本体と2つの拡張パックがセットになっているのでお得な買い物ではないかと思います。
レインボー・シックス〈4〉 (新潮文庫)
まだ一巻目を読み終わっていない時にレビューを書くのは早いと思いましたが、どうしても著者、出版社にこの嬉しいと言うか待ちこがれていたと言うか気持ちを伝えたく書きました。 最初の登場人物を見た時からわくわくしていましたが最初からスピードの早い展開、周囲の細かな描写による臨場感読み進むのが楽しみです。
決して「オブセンター」シリーズが良くないと言うわけではありませんが、やはりクラーク、ディングと「今ここにある危機」の軍曹また新しく入ってくるキャラクターの念入りな設定はトム クランシーの本流だと思います。
レインボー・シックス〈3〉 (新潮文庫)
以前この本を読んだ時は「よくこんな奇想天外なことを思いつくな」と感心しましたが、同時多発テロもあり、今ではいつ現実になってもおかしくないと思います。とはいえ、この本は純粋にエンターテイメントとして楽しめます。登場人物が多いので、1巻から4巻まで一気に読破するのがおすすめです。
レインボー・シックス〈1〉 (新潮文庫)
『クレムリンの枢機卿』で初登場して以来、注目していたジョン・クラークが『容赦なく』で主人公となり、そして終にこの『レインボー・シックス』でライアンとは別の形で活躍します。クラークファン待望の一冊(4巻ありますが)です。ただ寄る年波とポストの所為で、クラークのアクションシーンが少なくなってしまったのが寂しいです。それにクランシーの常として「主人公達の家族に甘い」という点・・・・それを除けば、最高点の出来だと思います。クランシー独特のラストまで気の抜けないストーリーと、ラストへ行くにしたがって、映画のシーンのように素早く切り替わる場面構成で、悪に立ち向かう容赦ないクラークやディング達。読後感は最高です。