タラ・ダンカン〈5〉禁じられた大陸〈下〉
魔力を取り戻し、ロバンや仲間たちとも再会し、いざ、マジスターにさらわれた友ベティを救出に行かん!だが、そこは、ドラゴンたちによって魔術で封鎖された「禁じられた大陸」だった。頑なに、柵を開ける事を拒むドラゴンたち。禁じられた大陸に隠されているものとは!?
ようやくベティ救出に向かったタラたち。これまでのように闇雲に自分達だけで突っ込むのではなく、世論や、外交手腕を発揮して、リスベスや周囲の大人たちを動かしていくタラは、確実にオモワ帝国のお世継として成長しています。そして、敵地に赴いても、タラの視線は周囲に注がれ、いろいろな思いが考えが紡がれます。ハラハラドキドキもありますが、一回りもふた周りも成長したタラは、きっとなんとかしてくれるんだろうと思わせてくれて、ある意味安心して読めました。もう、なにをやってくれてもおかしくないって感じです。そして、最後もまたまた冒険の予感。6巻が楽しみです。
Lost Continent [VHS] [Import]
A mysterious ship escapes port before they can detect that it is full of explosives that are triggered by water. This may prove to be valuable in the future. To make things worse a storm blows them off course into the Sargasso Sea. Sargasso means floating vegetable. Yes they are caught in a sea of floating vegetable and find an unusual society. Living there people from many ships that got vegetated over the centuries by weeds that would like nothing more than to eat you. How will they cope? Do they escape or are they assimilated. Watch this uniquely Hammer film and find out.
Continents-Concerto for Jazz Quintet &
クラシックの老舗レーベルDeutsche Grammophonからのリリースである。だからといって変にクラシックに媚びていないのがよい。
ディスク1の71分のジャズ・クィンテットと室内オーケストラのための協奏曲が華。上手くオーケストラの響きを織り込みながら、ほぼ全編チックの流麗なピアノが曲をリードし、チックらしいリズミカルな大作に仕上がっている。6つの大陸のパートに分かれているが、各大陸のカラ―が判然とし得いる訳ではない。全体を通して起伏に富んだ流れに身を任せるべき大作。21世紀版ガーシュィンの趣きがあるものの、ジャズ・クィンテットを加えているだけに、ガーシュインよりも軸足はジャズにある。ジャズ・ミュージシャンの余技のレベルを超えた、チックにしか書けない大曲の誕生を歓迎したい。
ディスク2はジャズ・クィンテット4曲(M3だけチック作曲)とチックの短めのソロが11曲。このうち、クィンテットの4曲は本格的なジャズでどの演奏も密度が高く、深い。それに対してソロは、チックが曲想を練る場面をとらえたドキュメンタリー風。あれ、録音してたの、といった会話が入っている。このソロのパートはスケッチ風の性格のため致し方ないのだろうが、通して聴くと、ちょっととりとめがなく、冗長に聴こえるのが惜しい。
The Invisible Continent: Four Strategic Imperatives of the New Economy
自分の価値、近未来の世界経済や企業、個人のあり方に不安を抱いている日本人は多いと思う。資格を取り、大会社に入社し、「良い社員」でい続ければいいという時代は終わった。これから必要になる「力」は現状を分析し、前進する柔軟性、先見性と、それを支える学力である。しかし、いったいそれをどうやって手に入れればよいのか、どこから始めればよいのか?今からでも間に合うのか?
本書では21世紀型社会の特徴である「ボーダレス化」、「サイバー(IT)化」、「金融工学化(マルチプル)」を国/地域/企業/個人の活動の場と位置付け、それに実体経済を結びつける形で将来の世界を具体的に予測している。
21世紀社会に関して何がわかっているのか、そこでは何が必要になるのか、何をしてはいけないのかなどを具体事例を用いて論じ、読者への道しるべを提供しようというのが、本書のねらいである。
他にもピーター・F・ドラッガー著「ネクストソサエティ」などの類似書があるが、本書は大前氏独特の視点で迫り来る未来社会を見つめ、問題提起を日本人にも分かりやすい具体例と共に紹介している点で、高い評価を与えたい。
燃える大陸 LOST CONTINENT [DVD]
「緯度0大作戦」のシーザー・ロメロ主演ということで、まずは買い。
「緯度〜」の方では正義の味方ジョセフ・コットンに対して悪虐非道なキャラクターを演じていたが、こちらは正反対でダンディーな空軍将校の役である。演技の幅は広い人のようで、善玉悪玉どちらを演じても、違和感は全くない。「緯度〜」の悪役が結構強烈な印象に残っていたのだが、その先入観というか、イメージに惑わされるようなことはなかった。
この映画のテンポについては、まあこの時代なら、これで普通だろう。アメリカも911テロなどない、のんびりしたいい時代だったのだ。
原題は「LOST CONTINENT」、直訳すれば「失われた大陸」だが、この邦題は既に使われているので、「燃える大陸」になったのだろう。