映画館(ミニシアター)のつくり方
まさにタイトル通りの内容。
地方のミニシアターの作られ方から、劇場の設備・座席数・上映作品などの詳細、さらに現在の経営状況まで様々な内容が記載されている。それが経営者本人の文章による語り口であるため、より真実味をもって伝わってくる。
ミニシアターを作るのに一番重要なのは、立地条件でも資金でもなくやはり本人のやる気。
だが、これは映画館を作ろうと思っている人だけではなく、配給会社の方に是非読んで頂きたい。
そんな内容です。
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)
字幕翻訳者の映画翻訳にかかわるエッセイ。
ユーモアとウィットにあふれ、多くの実例を挙げてその苦労と喜びを述べている。日本語と外国語の文法のみならず、背景となる文化、社会の違いもまずあるし、オリジナルという制約との格闘、字幕の字数、会社の営業上の戦略など、多くの苦労がある。絶対完璧な解答があるわけでもないだけに、苦悩もあるし、喜びもあるのだろう。
映画という娯楽の性質の移り変わりや、政治的な正しい言葉の言い回しや、近年の言葉のコミュニケーション能力の低下などの問題も、ちらりとうかがうことができる。
なんにしても、エンターテイメントとしてもとても読みやすい一冊である。
だから演劇は面白い! (小学館101新書 50)
中学校時代、担任の先生に「演劇の世界で食べていきたい」と言ったら、
「真剣に考えなさい」と怒られました。
あれから15年経った今、演劇で生計を立てています。
充分すぎるほど貰っています。
だけど、劇団内のシステムは決して良い訳ではない。
もっと上を目指せるはずなのに、いつの間にか食えている現状に甘えていないか?
課題は沢山あるのに、誰も現実的に動こうとしない。
そのことがとても苦しいと思った。
そんな時にアマゾンで見つけて読みました。
この頃は常に鞄に入れて持ち歩いています。
モチベーションが高まります。
私のバイブルです。