Advanced Econometrics
「ノーベル経済学賞に最も近づいた日本人」とも言われるミクロ計量経済学の重鎮、雨宮健スタンフォード大学名誉教授の著作。
一昔前の院計量のテキストであったと聞くが、本書も出版されてからもう25年以上経ち、その間にHayashiやWooldridgeなど多くの良いテキストが出たため、本書を軸に計量経済学を勉強する必要は正直ほとんどないと思う。
しかしこのテキストは今なお決して色褪せることはない。
3、4章の漸近理論の部分は、数学的な厳密性を失うことなく必要十分なことが丁寧に書かれている。確率収束するが概収束しない例など面白い例があり勉強になる。また雨宮先生自身が多大な貢献をされた9、10章の離散選択の部分の説明は秀逸の一言。
難解だが読めば確実に力はつくと思う。
これらの理由から雨宮先生へのトリビュートも含めて星5つでお願いします。
歌がうまい王座決定戦コンピレーション ~歌うま7人衆~
ヒットした名曲をオリジナル(本家)とは異なるイメージの声で聞ける分にはそれなりに楽しめる。AMEMIYAのダミ声でのシェリーも尾崎とは雰囲気が違うし、清水良太郎の秋桜も山口百恵とは違う雰囲気で面白い。ただし聞いていると何か物足りない気になる。一つはバックの音源(カラオケ?)が歌い手に合わせてアレンジしていないと思われる点。もう一つは、関ジャニの番組で本家と芸人の対決を見てわかったが、ただ歌がうまいだけでは心が震えないということ。Zoneのsecret baseや松崎しげるの愛のメモリーなどで歌うま芸人が挑戦し、機械の採点では90点以上とるが、点数にはでない本家の聴かせ方は圧倒的に心に響くのである。そういった意味で、本CDは懐メロヒット曲を別バージョンで聞く分にはいいが、強く勧めるほど出来がいいとはいえない。
冷やし中華はじめました
「イケメン歌がうまい王座決定戦」で初めてAMEMIYAを知り、その歌声に魅了され勢いで購入しました。
ネタは抱腹絶倒間違い無しの素晴らしい出来。R-1で初出場ながら準王者になったという実力は、本物だなあと実感しました。
そしてバンドバージョンは、あんなに笑ったネタ歌が全く違う表情を見せていて、二重に度肝を抜かれました。
失礼ながら芸人さんの企画モノは大体イマイチとの印象を免れないのですが、このクオリティの高さはちょっと意外すぎる!…と思ってたら、プロデュースしてるの真心桜井さんだったんですね。
とにかく、歌うま王者と天才の競演は圧巻。お笑いファンはもちろん、そうでなくても一聴の価値アリです。
あらびき団 第2回本公演 ~ミュージックパワー~ [DVD]
今回のはつまらなかったという方もいらっしゃいますが、
自分的にはくだらなくて面白かったです。
一番笑ったのは天竺鼠でした。
第三弾も楽しみにしています。
Per L’eternita
菅野よう子さんは、音楽で人を幸せにできる数少ない魔法使いだと私は思います。そんな彼女の今度の魔法は、恋の魔法。
密かに想いを寄せる人と言葉を交わせたとき。
憧れの人と手をつないだとき。
そして愛しい人と初めてキスをしたとき。
『Per l'eternita』は、そんな幸せな気持ちにさせてくれる名曲です。聞き終わった後は、思わずメロディを口ずさんでしまうでしょう。
心がふっと軽くなる、そんな優しい音楽です。