ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス Vol.24 レイブレーサー
ゲームセンターでの稼働が極端に長かったRave Racerのサントラ
Ridge Racer2辺りから散見されたがこの辺りからMEGATEN=細江さんの
テンションに周りが置いて行かれる感がわかる。悪く言えば浮いている。
Aya=佐宗綾子さんがメロ派、Sanodg=佐野信義さんが元ネタ
(ブレイクビーツ)派なのに対して、どテクノで突き進む細江さんは
アホというか勇ましいというかとにかくこの辺りが一番テクノ屋として
ギラギラしていた時期であることは間違いない。
ということでお勧めは
3. WRONG LOVE
と、デモ画面でかかりまくっていた
4. BLUE TOPAZ
この後リッジレーサーシリーズはレイジレーサーのサントラが出ない
という暗黒時代に突入する。
R4-RIDGE RACER TYPE4-
読んでくれる人がいるかどうか分からないが・・・
これはナムコの「グランツーリスモ」への挑戦である。
ナムコはPSで毎年リッジを刷新していた。
だが、このR4だけ遅れに遅れて発売されたのだ。
ナムコはR4をグランツーリスモに対抗しうるドライブゲームに仕上げたのである。
数あるリッジの中でこれだけが傑出して完成度が高いのはその為だ。
当時、私はサターンのセガラリーに夢中で、リッジなどバカにしていた。
しかしこれは別だ。
レイジレーサーまでは全て中古で売り飛ばしていたが、これだけは今も持っている。
そしてこれを超える「リッジ」は未だ現れない。
ゲームはハードの性能ではない。
情熱を持った人間の作るプログラムにこそ真価がある。
「サターン版セガラリー」と「R4」は永久に私の最高のドライブゲームだろう。
(難を言えばビハインドビューが往来のリッジのままであることぐらいかな。)
その後のリッジは他のレースゲームと対決することを諦めてしまった。
挙動も初代リッジの嘘くさいのに戻ってしまった。
ロンチのベンチマークツールに成り下がってしまった。
R4を作ったスタッフは今のナムコにはいないんじゃないかな?
ナムコが妥協だらけのリッジを作り続ける限り、この古いソフトの価値は輝きを増し続けるだろう。
リッジレーサーズ2
前作の出来が良いこともあり、あまり変化ないですね。
前作に不満な点がなかったわけですから、それも致し方ないかも。
変化したところの一例として、CPUが賢くなっています。
抜かそうとするとニトロを使ってきますし、かといって露骨に邪魔する(むかつく)挙動も感じられない。
1位になっても、1〜2台は真後につけてくるなど、上位に粘りが感じられます。
#CPU車。細い道路で真ん中を走ったり、カーブ全体を使ったドリフト走行は、ちと嫌らしいですね。
#自分が前を走っていたら、同じことしますがw
前作を楽しめた人なら、また楽しめると思いますよ。
R4 RIDGE RACER TYPE 4 DIRECT AUDIO
テクノCDとしてこのサントラは名盤と言えます。
リッジレーサーシリーズは1、2と明るいガバ/ハピコア系のレイブ音楽だったのですが、この「R4」は渋いドラムンベースやダンス曲が中心。当時ドラムンベースが登場したばかりだったこともあって取り入れているようです。
なんと言っても「R4」のコンセプトである夜。ジャズステップのドラムンベースにメロディックな音。
まさに夕暮れから夜明けまでの夜のドライブに合う音楽ばかりでCDがキッチリ統一されていて、メニュー画面の曲ですら捨て曲無しの一生聞く事ができる名盤CDとなっています。
また、MOVE MEは作曲者の1人がこの1曲にのみに気合を入れた曲だけあって、何度聞いても飽きないすばらしい曲展開。
このゲームを知らない人や、テクノ好きの人が聴いても間違いなく最高のCDだと思うことでしょう。
このアルバムが好きなら作曲者が影響されたと言っている"Adam F"のColoursで本格的にドラムンベースに入ってみては?
レイジレーサー
グラフィックが汚いとレビューにありましたが、
96年当時だとテクスチャで背景も書き込まれて綺麗な方だったと思います。
初代リッジはテクスチャがシンプルだったので…
今のリッジレーサーはこのゲームよりグラフィックは何段も上ですが。
スタート位置は同じで、途中でコースが分岐して変わります。
4コースあります。今となっては少ない(笑)
けど凝ったコースです。
で、BGMが大好きでした。アゲアゲな。ボーカルが入るのがいいですね。
当時は珍しかったハズ。
レースの賞金で車を改造したり、車を買ったりします。
グリップを効かせたりして楽しんでました。
ややダークな世界観が良いですね。
今の評価だと☆3つですが、思い出補正で☆4つです。