レインボー・シックス〈3〉 (新潮文庫)
以前この本を読んだ時は「よくこんな奇想天外なことを思いつくな」と感心しましたが、同時多発テロもあり、今ではいつ現実になってもおかしくないと思います。とはいえ、この本は純粋にエンターテイメントとして楽しめます。登場人物が多いので、1巻から4巻まで一気に読破するのがおすすめです。
Rainbow Six
本作の出版から五年が経過した今日、中東や米国で益々「レインボー」出動が要求されそうな事件が相次いでいる事実を想うと、この著者の先見の明に感服せざるを得ない。つい先程報道された人質邦人解放も、彼らの仕事だろうか?
レインボーらの毎日の訓練の様子がよく描かれている。射撃演習の成績の差は、昨夜食べたものの差に過ぎない。何発も撃ったのに的に穴が一つしか空いていない。軍用ブーツを履いて、1マイルをオリンピックランナーと50秒差で走る。隊長Cは隊を率いるよりも、予算獲得に時間を費やす・・・。
305項の「・・・that fool WD・・・stolen so much money・・・」。こんな骨太作家がどれほどいるでしょうか?溜飲を下げた読者がさぞ多かったことでしょう。「Shiva」を撒こうとする狂信的自然愛護家たちは、寛容の精神が欠如した米国人の象徴的存在と言えます。
前半で期待させたわりには後半はやたら間延びで、クライマックスのほどもなく尻窄み。ただ超人レインボーたちも実は、愛嬌ある平凡な市民であることに親しみを覚え、897項最後まで付き合ってしまう。英語は平易で疲れることはないが、時々、接続詞・カンマ・分詞等で長々と繋いでいるので要覚悟。
レインボー・シックス〈4〉 (新潮文庫)
まだ一巻目を読み終わっていない時にレビューを書くのは早いと思いましたが、どうしても著者、出版社にこの嬉しいと言うか待ちこがれていたと言うか気持ちを伝えたく書きました。 最初の登場人物を見た時からわくわくしていましたが最初からスピードの早い展開、周囲の細かな描写による臨場感読み進むのが楽しみです。
決して「オブセンター」シリーズが良くないと言うわけではありませんが、やはりクラーク、ディングと「今ここにある危機」の軍曹また新しく入ってくるキャラクターの念入りな設定はトム クランシーの本流だと思います。
レインボー・シックス〈2〉 (新潮文庫)
何だか評価が低いですね。何故でしょうか。
筆者の作品は幾つか読んでいます。
硬派な筆致が多い作品群の中で、この本は少し趣向が変わっています。
元KGBのスパイ、良からぬ事を企む巨大企業、世界最強の特殊部隊。三者が複雑に絡み合うサスペンスアクションとでも言うんでしょうか。今までの作品に比べると確かに派手目です。
が、その分読みやすく、読み応えもあります。
特有の細かい描写も入っていて、好きな作品の一つです。
COMPLETE SICKS(DVD付)Blu-spec CD(TM)
初めてTHE YELLOW MONKEYを聴いたのは『SICKS』の輸入版だった。
その時の感動は今でも忘れない。
そしてこの『COMPLETE SICKS』で、あの時の感動を更に上回る
鳥肌の立つような喜びと感動と、「4人がステージに立つのを見ることは
もうないのかもしれない」という言いようのない寂しさが押し寄せてきた。
1つ1つのグルーヴ、吉井さんの息づかい…。入魂の1枚。
文句無しの★★★★★、名盤です。
これは、聴かないとわからない感動だと思います。