JAPANESKA
THE BOOM初期の名曲がつまった3rdアルバムです。
「4. 川の流れは」「5. 中央線」「10. からたち野道」といった、後に名曲に数えられることになる曲たちが収録されているばかりでなく、「島唄」への伏線を感じる「1. ひゃくまんつぶの涙」も収録しています。
もちろん、THE BOOMらしい世の中を皮肉った曲たちも健在していて、特に「3. 逆立ちすれば答えがわかる」など、単に面白い曲であるように思えて詩を読み解いていくと、痛切な批判が込められています。でも「6. 夜道」や「7. ウキウキルーキー」のような楽しめる曲もあって、アルバムとしての完成度も高めているから素晴らしいです。
〈からだ〉に聞いて食べなさい―もっと自分を愛してあげるために
この本を読んでから、何かを食べるときには
「私は、今、本当にお腹がすいているのだろうか?」
と自問する癖がつきました。
ほとんどの場合が、お腹なんてすいていないのです。
私の場合はストレス発散もしくは、気分転換のために食べていることに気づいていませんでした。
しかし、この本のいいところは、「ストレス発散で食べるのは止めなさい!」とはいいません。
体の声を聞きなさい、と言います。
そして、それでも尚、それを食べる選択をした場合は、
体が必要としているのではなく、ストレス発散(例えば)のために食べていることを自覚すればよいのです。
そして、
「あなたが○○(食材名)を必要としていないことはわかっているの。
申し訳ないけど私に寛大になって、出来るだけ早く、この○○を排出してね。感謝してます」
という風に、自分の体に言います。
罪悪感をもたず、自分を受け入れることが肝心なのです。
この「自分を受け入れる」ことの大切さを、著者は全編を通じて、語りかけています。
「自分」というものを自覚するために、食べ方によるバターンや、好みによるパターンでわかる、隠された性質も書かれてあります。
これが、おもしろいくらい当たりました。
食べるということは、人間の生命の根源の部分なので、この部分を改革したら、新しい自分になれるかも!と期待を持たせてくれる本でした。
焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識
11歳の娘がクラス替えをきっかけに拒食症になりました。
生命の危険があった時期もありましたが、周囲の協力のもと、
なんとか回復期にさしかかりましたが、あと一歩のところの状態が
1年近く続いたため、もう少し何とかしてあげられないものかと、
前々からいいなと思っていた著者のこの最新本を購入しました。
これまでたくさんの拒食症についての本を読みましたが
どれもいまひとつピンときませんでした。
他人のことが書いてあるような印象でした。
しかしながら、これはまさに、自分の子のことが書いてある!!と思え、
どうして発症したのか、これからどうしたらいいのかがわかり、
私にとってはとても納得ができるもので、大変すっきりしました。
購入して本当によかったです。
私は「うつ依存症」の女 [DVD]
パッケージのイメージ画はなんとなくおどろおどろしく見えますが、ストーリーは、どこにでもあるような普通の家庭で、どこにでもいそうな女子大学生の生活についてです。彼女は子どもの頃、大好きだった父親が家庭を去った後、心に病気を持ってしまいます。母親は、彼女が有名大学に入学したことをきっかけに元気になってほしいと願っていましたが、環境の変化や理想と現実のギャップに対する傷心からますます病気が悪化してしまいます。周りの人々は、ぜひとも助けようとするのですが、最後は去っていってしまいます。うつ病を持つ人との友だち関係で、うつ病の人もかわいそうですが、その人の行動が病気のせいとは理解しながらも、どうしてもこれ以上は受け止められないと自分の限界を悟るほうのひともきっと悲しかったと思います。うつ病の人やその周りの人の気持ちを知ることができ、とてもよい作品です。