TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
ぶっつけ本番230程度の英語力の見地から
良いところ
1.量が多い
2.一応、例文がある
3.これまで勢いで読み流していた単語に対峙する機会を得ることができる。
4.分野別英単語は教養のない私にとって参考になった。
5.意外とTOEFL以外の英文を読むときに使えた。
悪いところ
1.日本語訳に疑問を持つことがある。なんで辞書で再確認しなきゃならんの?
2.そもそも「熟慮」なんて日本語をあなた使いますか?「よく考える」とかにしてよ。
3.synonymを自分で調べるはめになった。半分の労力で済むのに。
4.連語を形成する前置詞の提示、他動詞・自動詞の区別がなく、読むこと専用。動詞、名詞は自分で辞書ひきました。
5.同じ(ような)意味の単語に対して異なる日本語訳をあてているので覚える労力が増える。「軽蔑する」「ばかにする」「見下す」など。単語集にそこまでのニュアンスを求めません。
総評:他によい物がないのでこれ。
TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道 (Diamond basic)
本書に勇気づけられ、3ヶ月とはいきませんでしたが半年でTOEICが860点まで伸びました。もちろんここで満足せず、さらに上を目指そうと思っています。
良かったのは次の3点です。
第1に、市販の参考書・問題集・はては映画まで、豊富に教材を紹介してくれています。勉強にあたっては教材選びがひとつのネックですが、本書の説明と、アマゾンのレビューを参考にすれば教材選びで失敗することはないと思います。なお、本書で言われているとおり、TOEICもTOEFLも同じ英語の試験です。私が用いた教材のうち、TOEFL用の教材のほうが比率は大きいのですが、それでもTOEICの点数の向上につながりました。
第2に、詳細な勉強法の紹介が参考になりました。特に、単語の大量暗記の方法、ストップウォッチを片手に勉強すること、試験直前の過ごし方などは、筆者の勧めるとおりのやり方を通しました。たとえば、試験で「きっと勝つ」ためにキットカットを食べるのはいまや私の習慣になりました。
第3に、本書の記述全般として、英語をやる気にさせてくれることです。筆者の「我究館の館長という仕事をしていたので、勉強を始めるのは早くても深夜の1時だった」という記述が印象に残っていました。夜眠くなったときは、「俺は杉村さんよりはヒマなんだ。ここで負けてたまるか。ハイテンションでやったる」という気持ちになって勉強していました。
適切な教材、勉強法、そして取り組み姿勢。本書はこの3点について適切な指南をしてくれます。大いにお勧めです。なお、TOEFLについては既に新世代に移行していますし、最近は大学院志望の人も増えていますので、iBTやGRE向けの対策本も出してほしいと思います。
ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ)
本書はハーバードケネディスクール修了生がケネディスクール留学から得たことを伝えることで、日本ではまだあまり馴染みのない公共政策大学院の重要性・将来性を読者に紹介した本。
公共政策系の大学院志望者はもちろん、そうでない人も世界最高峰のケネディスクールで著者達の体験したこと、感じたことに刺激を受けるでしょう。
本書を通じて知識や能力を様々な状況下で適切にアウトプットするのがいかに難しいのか、そしてそうした能力がどれだけ大切で自分自身の付加価値を高めるのかが改めてわかる。とりあえずもっと積極的に能動的に物事に臨もう(`・ω・')。
執筆者が15人いることから想像できるが、突っ込んだ話題についてあまり触れられてはいないのが少し残念。
あとがきに書かれていたナイ学院長(当時)の卒業生に向けた演説の一説がカッコよかったので引用。
「卒業する君ら全員が、大統領や総理大臣になるわけではない。しかし君らが社会に復帰して、どんな小さな部分でも何らかの仕事を任されたとしたら、その君らが任された世界の小さな部分をよくするよう努力してほしい。一人一人が任された部分が小さなものであっても、一人一人がその小さな部分をよりよく変える努力をすれば、世界全体を変革することができる。幸運を祈る。」
しかし、Guidance-1のあの方のテンションはなんだったんだろう・・・(笑)
英単語・熟語ダイアローグ1200―対話文で覚える
TOEIC対策としての単語、熟語対策としての
単語・熟語のセレクトはいいかもしれませんが、
この本で英会話も習得しようと考えているなら、
あまりお勧めできません。
英文の質に疑問を感じるからです。
高校生の英作文を読んでる気になりました。
CDもスロースピードとナチュラルスピードが
同じトラックに入っていて、
ナチュラルスピードのみを聞きたい私には使いづらいかったです。