魔法先生ネギま!(18) (少年マガジンコミックス)
早く終わっちまえこの萌えマンガ!
と連載当初からほぼ読んでませんでしたが、いつまでたってもマガジンの連載が終わらないので、仕方なく読んでみたところ・・・
あれ?結構おもしろい?っていうか面白いぞ?!
という意外な結果になりました。
「萌え」だからダメマンガって決め付けちゃいけませんね。
ただ個人的には所有しているのが恥ずかしいマンガではありますが・・・。
読者サービスのお色気や裸が多い為に、なかなか正統派マンガ好きや、オタク嫌いの読者が手にとってくれないこの作品ですが、
読んでみるとストーリーそのものは王道です。なかなか良く出来てるのではないでしょうか。
この手の魔法を題材にしたファンタジー作品は少年漫画界が苦手とするジャンルだと個人的には考えています。
理由としてはこのジャンルを扱うと、妙にマニアックな設定に走りすぎる作者が多いからです。
そんな中でこの作品は、マニアックな設定と読者へそれを魅せる範囲の切り分けが上手で、
多分この作者の事だから色々細かな設定を持ってるんでしょうが(コミックスの巻末資料を見るとそれが伝わってきます)
エンターテイメント性を大事にする性分の為、そこらへんがあまりうるさく作中に出てこないあたりが読んでて心地よいです。
丁度この巻で話も一段落ついてますし、今まで拒否していた人は是非一度読んでみる事をお勧めします。
素直に面白い作品でした。ただ、読むのに抵抗がある人がいる事は否定できません(笑)
カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開
臨床精神医学のテキストとしてとても良いと思います。あらゆる精神医学の疾患に対し、非常に多面的に詳しく記載がなされています。日常の臨床で、少し調べたいときにとても役に立つ本です。じっくり読まなければいけませんが、論文のようにあちこち探す必要がないので、非常に重宝します。どこかに一冊おいて置くととても役に立つ本だと思います。よく読むととても勉強になります。
銀魂3年Z組銀八先生(3) (JUMP J BOOKS)
小説はもともと銀魂はあまり知らない頃に買っていたのですが、スグにハマる作品です。
それから原作を見始め、小説第二弾、第三弾と買い続けてきました。
原作に劣らず、思わずフッと笑ってしまうお話です。
今回は第一弾や第二弾でちょい役だった者たちも、「あっ今回結構出てるかも」みたいな感じです。 また、書き下ろしの絵や漫画が入っていたりしています。
ピンナップで鬼兵隊も出てるので、それも買う楽しみの一つでした(笑)
ディスアペア・ヒア
パワーポップ・バンドには「3枚目のジンクス」というものが存在するのだろうか?!ふとそう思うことがある。それはそういうバンドにおいて2ndから3rdをリリースするのに長い歳月がかかったというケースがしばしば見うけられるからです。例を挙げると、Weezerは約5年、Fountains of Wayneは約4年、そしてこのSilver Sunは7年近くという月日を費やしたからである。一方で約7年経ってもこの3rd発売の好リアクションから、Silver Sunの存在を心のどこかで気にかけ、その復活を密かに待ち望んでいた者も少なくなかったということもいえます。
やはりSilver Sunといえば、ビーチボーイズを彷彿させる美しいコーラスを伴う西海岸風のサーフサウンドと、そこに曇天のロンドンが出身というのが影響してか、奇抜さが加えられているということが最大の魅力だと思います。それは本編においては一つも変わってないということが何より嬉しいです。年相応に大人なバンドに成熟していくバンドが多い中で、相も変わらずひたすらキャッチーでいて、疾走するギターサウンドを全編において奏でてくれています。ほんとジェイムズのあの声、バックコーラスも変ってないから何かホッとする気持ちになります。サビもすぐ頭に入るものが多く、Tr.4の「ファ・ファ・ファ・ファンジュー~」とか、Tr.7「バンベイベ、バ・バンベイベ~」など、ついふいに口ずさんじゃいますね(笑)その7曲目の"Garlic"から次の"Pipsqueak" への流れも個人的に気に入っているところです。そして自分の好きなムーグが効果的に使用されているのもポイント高く、またTr.5のどことなくフーを想起させるシンセは心地よいです。
今まで述べたようにアッパーな曲群は申し分ないだけに、個人的にはミディアム~スローテンポのナンバーがやや弱い気がしないでもないです。前作の"Too Much,Too Little, Too Late"級の曲あればなんて思ってしまいます。まぁそれは勝手な意見であって、そこまで求めると欲張りすぎかもしれないので、次作への楽しみにとっておきます。ちなみに国内盤のみ紙ダブル・ジャケット仕様のボーナス・トラック2曲収録で、とりわけTr.11の"Why So Blue"は要チェックです♪