明日があるさ―Sweet time express (Gakken mook)
読んで良かった!と、思う本です。ああ、そうだったんだ!私は、間違っていたんだなぁ!と、私は、思いました。林原さんは、すごいなぁ!と、思う本です。ぜひ、読んで見てください!
ベストやねん (通常盤)
友達がカラオケで歌っていた「ええねん」が
気に入ってウルフルズのアルバムを聞いてみました♪
なんか、本当にストレートって素敵ですね☆☆
真っ直ぐな人には何も敵わないなと時々思います。
聞き覚えのある曲が沢山♪
元気を出したい時に聞きたい1枚です(^^)♪
明日があるさ (朝日文庫)
冒頭の「マンモス西を探して」にまず共感する。名作『明日のジョー』最後のホセ・メンドーサとの世界タイトルマッチの観客、あるいはどの場面でもジョーの最初の頃の相棒だった西はでてこない。ウルフ金串、少年院時代の仲間、どさ回り拳闘の連中まで顔をそろえるのに、いくらスーパーの経営が忙しいといったって、ラジオくらい聞いたっていいもんじゃないか。でもやがて重松はそのことを受け入れる。「燃え尽きて真っ白な灰になるかっての相棒に背を向け、物語の外にはじき出されてしまうことで、西は、真っ白な灰ではないージョーの言葉を借りれば「燃えかす」としての生を得たのではないか」。ほとんどの人はジョーになれるわけではない。だとすれば「燃えかす」「あまり」の生き方を見事に生きてみたい。重松清はその応援団を買って出る。基本的に優しい男ではある。
リストラやいじめ、地域社会も形骸化した現代、残された絆は『家族』だけなのだろうか。だとすれば、重松清の小説はこれからさらに読まれつづけられるだろう。
このエッセイでは、重松清がずっと小説に描くことが出来なかった題材を、エッセイの形だからこそなのか四編も書いていて、私はやっと『S君』がどういう人で、重松清にとってどういう意味を持っていたのか分かった。なるほど家族をテーマにしている以上、これは簡単には書けないよね。でもいつかは書くだろうと思う。子供がS君の歳に近づいていけば。