HEAVY METAL THUNDER
~まさに「哀愁」である。
これだけ切なく哀しい男像をHEAVY~~ METALで味わえるとは思わなかった。タイトルである「ヘビメタサン」や「伝説の~」、「踏み台~」「ダンシング~」なんて30男の悲哀である。「パンダちゃん」にしてもフィーバーという歌詞の裏にある実はパンダの人気衰退(実際人気なのはレッサーパンダだし)を思えばなんて哀しいんだ!ラストの「4」なんてメロディには歌詞にも泣けてきてしまう。
音~~は美味しいフレーズとメロディ満載、ジャケットにしてもロゴにしたって元ネタを探さなくても「ヘビメタ」好きにはたまらないアルバム。オリジナリティをそこに求めるのは野暮というものでとにかくここで愉しんで聴こうではないか。
ヘヴィロックやオルタナムーブメントもハードロックへの回帰が目立ってきている。マシンガンズのように常に「ヘビメタ」で~~突っ走ってきたバンドには朗報で新しいファンや若いファン獲得にはいい風を吹かせるアルバム、とはいえやはりヘビメタファン、特に30代男子諸君には、この「雷」にうたれるのが快感になるはずだ!!ネクタイをしめたヘッドバンバンガーズが増えるかもしれない。~
ヘビーメタルサンダー
スタッフロールが終わった後の達成感 がスゴいです。
ゲーム自体の難易度は大した事無いんですが、なんというか余韻が良いです。
これはクリアした人じゃないとわからない。
攻略のヒントですが、カスタムは冷却性重視。装甲はアリスから貰ったもので十分です。
序盤は敵の得意技をつぶす技セットで、終盤は「連打速度減少」させる技セットで行くとラクです。
相手のオーバーヒートに合わせてLv.1のビート技を当てれば後は簡単ですよ。
クリア後のお楽しみですが、1億貯めるのは大して時間かかりませんよ。
というか、貯まる過程でまた笑わせてもらいました。(失笑に近いが)
あと、公式サイトはクリアしてから見に行きましょう。
ロクでもないトコロにこだわりすぎているのが素敵ですが、これが解るか解らないかで評価に開きが出る事も確かですね。
説明書がめちゃくちゃ豪華なんですよ、これが。
ノリが「ゲッP−X」に近いので、コレを楽しめた方には問答無用でオススメします。
豪華アーティストの曲に耳が行くかと思いますが、それ以外の曲もデキが良いです。
サントラに収録されていないのが残念ですね。
96/69
1969のANIの素敵なラップを聴くことができて幸せを感じました。
なんとなく片手間にやった感が全体に漂ってますが、そもそもremixですからそういうものなのでしょうか。「69/96」をとても気に入っていただけにちょっと残念でした。
MUSIC FROM AND INSPIRED BY THE GAME HEAVY METAL THUNDER THE RECORDINGS
このCDはゲームのサントラのふりをしているが、実は超大物豪華キャストが送る感動のヘビーメタル超大作なのだ!
まさにニューウェーブオブヘビーメタル!
熱い!熱すぎる!
・・・ただ、一つ個人的にガッカリした所は、ゲーム中のサモーンズの曲が一曲も収録されていない点だ。
これはあんまりだ。がっかりだ。
どうせなら二枚組でヘビーにキメて欲しかったな・・・
69/96
意味深なタイトルの本作はソウルフルなエリ(元ラヴ・タンバリンズ)のボーカルから始まる。1が、このスペース・オペラのような作品の序章となるわけだが、問題はその先だ。2はかつて80年代を騒がせた奇才トレバー・ホーンがその名を上げ始めた頃の過激さを持つバイオレンス・ナンバー。鋭いエッジのリズム・トラックが耳をえぐる。ひび割れ寸前のラジオ・ノイズ・ボーカルが♪僕の背中に生えてきた黒く大きな翼♪と歌い出すと、クローネンバーグ映画みたいなザラリとした味が舌を刺激する。曲がカット・アウトになると、ボーカルの短いインサートをはさんで、電話の時報。続く3はウクレレが響き続ける宇宙ハワイアン。一瞬も油断できない。聴き手に対して非常に挑戦的なアルバムだ。ヤケクソのようにロックしている4、ムッシュかまやつのナレーションが聞こえる5が終わると、今度は昔のリバプール風の6がアナログ・サウンドで迫ってくる。ハーモニカやウクレレなど、一見ソフトな楽器を操る気分はこのうえなくワイルドで、イメージの振幅が大きい。ノイズ入りオーケストラからヘヴィメタになだれ込む12、13あたりが最高の盛り上がりだ。カット・アウトやテープ逆回転あるいは速や回し、ラスト15では海辺の音が延々と続いて再び戻るなど、トリックが多すぎてヘトヘトになる。ロマンチックな14でさえ、歌をすんなりとは聴かせてくれない。だからこの14の♪ひどく恐ろしい 話して笑っていた♪というフレーズが、全体の印象と重なって響いてくる。時代の暗部を深層で受け止め、笑いで切り返すとは、コーネリアスはひどく強い猿だ。