SUPER EUROBEAT VOL.160
大体の曲はなかなか良くつながっていていい感じです。
ただ、ここにきてまた例の曲が1位って…リクカンはそろそろもういいかな。
DVDもVOL.150のときのような斬新さは感じられずちょっとがっかり。
パラ重視で、リスナー派には物足りないCDでした。
ソニック・ファイアストーム-デラックス・エディション-(DVD付)
イギリスのメロディックスピードメタルバンドの2nd。
前作では疾走感を前面に押し出した
アルバムを作成してきたわけだが
本作でもその趣向は全く変わらず
音質が良くなったこともあり
かなり聴きやすくはなっている。
しかし、その楽曲もボーカルラインを
ドラムとボーカルで担っており
正直演奏に魅力を感じないのも確か。
キーボードもあまりメタルっぽくなく
デジっぽいのも結構萎える一因。
それでもソロパートは前作以上に充実している。
ギタリストの片割れが台湾出身とかで
イギリスというよりは中国っぽさを
出しているのも真新しさを感じさせる。
とはいってもアルバム全体がこのような作風なので
同じ曲を聴いているような錯覚に陥る。(84点)
1200℃ ~ファイヤー・ストーム~ [DVD]
本作、大惨事となったトンネル火災事故の裁判を担当した野心的で正義感の強い女性検事が、真相の究明を続ける過程で、事故を起こした運転手にすべての責任を押しつけて片付けてしまおうとする建設会社、運送会社たちの、安全軽視、利益優先の発想と、安全基準の不備を承知の上で、現行の法的な欠陥を変えていこうとしない行政の怠慢ぶりに直面し、正義感を貫こうとすることによって、逆に解任されてしまうというストーリーを骨組みにして、この調査の過程で明らかになっていくそれぞれの犠牲者たちの悲劇、災害に巻き込まれながら、我が身を顧みず他人の命を救った人々の英雄的な姿、消防士たちの命懸けで勇敢な働きを織り込みながら展開し、劇的で、しかも重大な問題を投げかける重厚な作品になっています。結局主人公の女性検事は、検事という立場では社会正義が貫けないと知り、弁護士に転じて民事訴訟の側から損害賠償を請求するという立場に転じていくのですが、この主人公の葛藤と苦悩、挫折と奮闘の姿は、かなり感動的です。社会派作品でありながら、上質の人間ドラマともなっている点は、なかなかの作品。強いて言えば、少々詰め込みすぎで、わかりにくいところがあるのが難点。ですが、作品としてはお薦めの一級品です。