怪談・奇談 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)
すごいです。なにがすごいかって、作品それぞれの格調の高さがです。
大変面白く、読んでいて全く飽きません。
長編小説が苦手な人にはおすすめです。
それと、小泉八雲さんの名前が素敵です。
おすすめします。
ONE
「NEVEREND」よりは聴いていませんが、良いものは良いですね。ブラックなASKAさんの曲(共謀者、ブラックマーケット、ID等)も大好きです。明るい曲も収録されていますが、それもとても良いです。
もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)
人生も平均の半分を過ぎると、「死」についてあれこれ考えることが増えてきました。科学的に考えれば、死後の世界などおそらく存在せず、死=無なのか・・等とも思ってしまいます。しかし、それではあまりにむなしい。
本書のタイトルを見ると、B級の怪談話、あるいはちょっと不思議な話を扱ったライトノベルのようにも思えるかもしれません。文体は軽妙なので非常に読みやすいことは確かですが、内容は何故か少し温かい気持ちになれたり、逆にうそ寒い感覚を覚えたりとバラエティに富み、なかなか読みごたえがあります。
そしてなんといっても、「もしかすると死=無ではないかもしれない」と少しの希望をもたらしてくれる、そんな一冊でした。
ONE
作品毎に変り続けた30年間のASKAの音楽性は非常に面白みがあり、売れ筋音楽を狙いに行かないのも彼の魅力の一つ。またそんな作品でこそ多彩な才能を感じさせます。今作はそんなアーティストのしなやかなPOPSセンスが際立った作品です。C&A「天気予報の恋人」のような柔らかさを持った曲が多く、作品全体に渡ってうたの自由度やナチュラルさが心地よい追い風を作り出しています。また同時に名だたるプロデューサーPaul Staveley O'Duffy、Paul Wickens、CHRIS PORTERらによるサウンドのクールさや、ASKA自身の様々なうたのバリエーション、ユニークさが細かく絡み合っており、独特なPOPS作品です。売れるためにメロディメイクされたキャッチさではなく、日常に息づいていくメロディが散りばめられています。
例えばそれはミディアムロック「ブラックマーケット」におけることばのテンポの軽快さや、ドゥ・ワップとランデブーしてゆく「バーガーショップで逢いましょう」でキュートに跳ねてゆく旋律。一方「風の引力」や「草原にソファを置いて」などふわりと風がもぐりこんでくるようなAIR感も今作の顔です。他方「帰宅」や「君が家に帰ったときに」など落ち着きの中に情感をしみじみ忍ばせ、同時に映像をありありとみせる曲があるのは作品の懐の広さでしょう。前者は控えめなストリングスに乗せた作者が伝えんとする色や、場面のささやかさが素晴らしいですね。後者は何といっても猫の登場がたまりません。
これらのうたではASKAの声も淡い表情が特徴的で、まるで歌声が風になったように浮き上がる高揚とよく出会いました。霧がかかったようなウイスパー声は爽やかな風にも、湿気を充満させた夏の朝の空気のようにも感じられます。
一方ロックの重さを感じる「共謀者」でのシャウトや、固い肌触りで異質なシングル曲「ID」での緊張感ある歌声は、作品をただの気持ちよさに終らすことなく、深みや重石のような存在感を放っています。
矢追純一UFO現地取材シリーズ DVD-BOX (2枚組)
矢追純一UFOシリーズは結構好きで毎回 TV でもビデオでも観ていたので、「いまさら」感が。
Amazon では充分な割引率なのですが、買ってまで観たいかな?と。
毎回「新証言?」も"信者みたいな人"が似た様な事言ってるだけだし、「機密文書?」も黒塗りだらけの "いつものやつ"だし、ま、ある意味 "機密" ですけどね!!「最新映像」とか言っても "う〜ん"な物で。そんな事を何度繰り返した事か・・・(笑)そこが良いんですけど!
ま、今は、某、動画サイトで画像もいっぱい観られますしね。
でも観た事の無い人には「新作」かもしれないですね!!
TV 番組と違い、DVD 作品の場合、いちいち勿体振って CM で切られる手法にイライラさせられる事無く観られるので、その辺はお薦めかなと。
矢追純一さんには、いつも通りの『新作』を期待して止みません。