ミスティック・リバー [Blu-ray]
最初に一言、ミステリーとしてはどうかと思います。ある殺人が起こりますが、すぐ犯人が分かってしまいました。
一方、ヒューマンドラマとしてはいい出来です。クリントらしい色調で人間の人生における理不尽が描かれています。幼少期のトラウマはなんであれその後の人生に影を落としますね。少し自分の過去とダブらせてしまいました。
Tapeheads [DVD] [Import]
アカデミー俳優ティム・ロビンスと個性派俳優ジョン・キューザックの初共演は80年代の青春映画『シュア・シング』。以来、ティムのおっちゃんとジョニーは『ハイ・フィデリティ』『クレイドル・ウィル・ロック』等で絆を深めていきました。その2人が楽しげに演じているのが本作。売れないビデオ制作会社がたまたま大物政治家の痴態を映したビデオを手にしてしまい・・・というドタバタ・コメディです。めずらしくジョニーがヒゲ面で出ています。それにしても、ティムおじさんは背高いっす。ジョニーより高いっす。だから仲良し(笑)???ジョニーが純粋なコメディに出ることはあまりないので貴重です。
ショーシャンクの空に [Blu-ray]
名作,ショーシャンクの空に.私は,Blu-rayで初めてこの作品を見ましたが,素晴らしい作品だと思います.舞台は刑務所,主人公デュフレーンは無期懲役で収監されてしまいます.そこで出逢ったレッドとその仲間たち,そして様々な過酷な出来事が描かれています.テーマは「希望とはなにか?」だと思います.主人公が周りの人間と異なるのは,自分の意思がしっかりとしており,目的意識がしっかりしていること.主人公は自分の逆境を如何にして乗り越えたのか.それは終盤で全て明らかになりますが,私にとってこれはなかなか衝撃的でした.「希望とはなにか.」私もこれを意識してみたいと思う.現在結構安くなっているので,是非Blu-rayで鑑賞してみてください.
グリーン・ランタン 3D & 2D ブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]
次々に出てくるアメコミ原作のヒーロー映画。同工異曲といえないこともないのだが、それなりに楽しむことができる。
この作品の主人公ハル・ジョーダン/グリーン・ランタンも、これまでのアメコミ・ヒーローの例に漏れず、コンプレックスを抱えている。そして幼なじみのガールフレンド、キャロルとの関係も微妙。さらに友人が敵となり、戦わねばならない羽目に。スパイダーマンもバットマンも原則このパターンなのだが、わかっていても楽しめてしまう。
ハル・ジョーダンがいきなりスーパーヒーローになるのではなく、仲間のグリーン・ランタンたちに鍛えられ、キャロルの励ましでコンプレックスを克服していく展開は「スポ根」好きの日本人にもぴったり。グリーンを基調とした映像もブルーレイで見ると一段と迫力がある。これで我が家の視聴環境に3Dが加わっていればさらに楽しめたのだろうが、3D導入はもうちょっと先。とはいえ、今回購入したのは3D&2Dブルーレイセット。2,000円も値段が違ったとしても、意地でもブルーレイ&DVDセットは買いたくないのだ。
ハル・ジョーダンに扮するライアン・レイノルズも「ウルヴァリン」でアメコミは経験済みであり、悩めるヒーローを好演。ヒロインのキャロルを演じたブレイク・ライブリーは、場面によって不細工に見えるところもあるのだが、セクシーだったり、かわいらしかったりと様々な表情を見せる。強気なキャラクターの割にたたずまいは落ち着いていて日本人好みかも。一方で、ヘクターにしてもパララックスにしても、敵キャラがインパクトに欠けたのがちょっと惜しかった。
ショーシャンクの空に【字幕版】 [VHS]
刑務所という重苦しい舞台であるのに、モーガン・フリーマンの語りがとても穏やかで、ストーリーをさらに感動的なものにしている。塀の中でも外でも、人はどこにいても苦悩はつきまとうもの・・・しかしアンディ(主人公)のように生きる事への希望を失わずに、誰に対しても誠実であり続ける事は、我々にだって出来る。この作品は、自分たちの生き方をポジティヴな方向へ向かわせてくれる静かなパワーがある。誰もが世の中という囲いの中で生きている・・・理不尽な事にも直面しなければならない・・・そして誰もがアンディになる事はできる。「心から音楽を奪うことはできない」というアンディの台詞が印象的でした。