インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]
監督スティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮ジョージ・ルーカス、音楽ジョン・ウィリアムズ、製作フランク・マーシャル。この人たちには中学生くらいの時から随分と金を貢いできたような気がする。その甲斐あってか、ルーカスの突き出た腹などを見ていると、欲しいものは全て手に入れた隠居老人のような雰囲気さえ漂っている。
前作『最後の聖戦』から19年、「何でいまさら」という周囲の声などまったくおかまいなしに昔の同窓会ノリで作ってしまった映画なのだろうか。『失われた聖櫃』にオマージュを捧げたカットはまだいいとしても、マリオン(カレン・アレン)やインディ(ハリソン・フォード)のノタノタとした走り方などを見ていると、「お互い年くったなぁ」と一緒に縁側で渋茶をすすりたくなってしまうほどだ。吹き替えシーンのスタント・マンもかなりやりにくかったに違いない。
今までのナチス・ドイツから(世相を反映してか)ロシア軍に宿敵がバトンタッチ。エンディングもSFっぽくなって、スピルバーグお得意のVFXも十分に堪能できる作品に仕上がっている。最近頭角を現しつつある若手俳優のシャイア・ラブーフが、衰えの見えるハリソン・フォードに代わって、ケイト・ブランシェット相手に大立ち回りを見せてくれた。しかし、インディのじいさんネタでもっと笑かしてくれることを期待していた観客にとっては何とも中途半端な演出だ。
血湧き肉踊る冒険活劇もこれだけ物語が予定調和になってしまうと、大迫力のVFXをいくら見せられたところで、ワクワク感などまるでわいてこない。20年も前の役をじいさんになった俳優が無理に演じてみても、特にアクション映画の場合やっぱり何かが違う。藤岡○がいまどき仮面ライダーの格好をしたところで誰も見たくないと思うのとおんなじなのだ。金融経済のクラッシュが深刻な影響をあたえているアメリカにおいて、こんなドリーム・ピクチャーはもういい加減時代遅れなのかもしれない。
レゴ インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 7199
電車セットの車輪と互換性のある,4スタッド幅の線路がはいっています.起伏あり,カーブあり.
トロッコを滑らせるといろいろなギミックが働いて,作った後に遊べるようになっています.
ただしこのレールはまだ直線部分が売られていないので,小さい線路を部屋に並べてジオラマを楽しむにはもうすこし待ったほうがいいかもしれませんね.