モンスターズ・インク [DVD]
ピクサー映画に共通しているのは、子供も楽しめる内容でありながら、
その子供を連れて映画館に来る(もしくは一緒に家庭で見ている)
大人たちを真のターゲットとしていることだろう。
子供にせがまれて最初は「子供向けアニメなど」とバカにしながら
観ていた親たちが、いつの間にかストーリーに引き込まれ、
愛すべきキャラクターたちに感情移入し、CG映画であることすらも忘れて
のめり込む…世界中でそんな光景がいくつ見られたことだろう。
子供たちはお気に入りキャラの名演技と飽きのこない展開に酔い、
大人たちは忘れかけていた子供時代の郷愁にとらわれながら次回作も
子供たちに見せる(=自分も観る)ことを誓う。
これぞ、万人向けのエンタテイメントではなかろうか。
カーテン・コール。~ザ・ヒッツ デラックス・エディション
「Stan」、エルトン・ジョンのフィーチャリングも違った雰囲気で、また歌のうまさが切なさを助長しているので、感情移入をしてしまいました。
若い声のエミネムと、渋くなったエミネムを同時に聴けるこの一枚、手に入れてよかったです。
「最初で最後のベスト」というCMコピーが気になるところです。
引退してほしくない・・・・
モンスターズ・インク 【字幕スーパー版】 [VHS]
「人間の子供を『獰猛な野獣』と信じ込ませることで、人間を怯えさせることを正当化しようする支配階層」というテーマは「Boy Meets World」の名プロデューサー、マイケル・ジェイコブズの傑作TVシリーズ「恐竜家族」にあったもので、この映画は非常に強く彼の影響を受けていると言えます。
ただジェイコブズの作品は「シンプソンズ」などと同様に、あまりに大人向けの内容なので、子供が理解するのは大変です。その点この作品は親と子供が一緒に、そして素直に喜べるように無駄な話は一切捨て去り、とてもシンプルな冒険活劇にまとめられており、大変好感が持てました。
思えば、かつてのJ・ルーカスの「インディジョーンズ」も、こういう単純な「映画を見る喜び」を感じさせてくれたものでした(今は見る影もありませんが...)。
冒頭と、巻末に付いてるPIXERの「おまけ映像」が本当に良く出来ており、個人的には大変気に入っております。
ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版 [DVD]
まさか短編集が発売されるなんて当時は思っていませんでした。しかもそれまでのピクサー作品DVDに収録されていなかった「レッズ・ドリーム」までもです。他のレビュアーさんが書いておられたとおり、短編はただのおまけではなく、製作当時の最新技術をつぎ込んだ「挑戦」そのものだったんですね。
しかも「ピクサー・ストーリー」でもさまざまな挑戦を見ることができます。ストーリーを何人もアイデアを出し合い何年も時間をかけることで練りあげ、さらには作品の社内試写会でも駄目出しをされたらすぐに確認してミスや不足を見つけて下絵の段階からやり直し一場面たりとも妥協しない・・・・・つまりこだわりや努力を怠らないからこそ、限りない挑戦と進化を繰り返し、ヒットを連発できたのでしょうね。「トイ・ストーリー2」も本来は劇場公開しないはずだったのに、認められたからこそ公開が決定したんです。ただそのために、ディズニーとピクサーの関係が悪化しましたけど。
ディズニーはフロリダのスタジオを閉鎖してCG製作へ移行していきましたが、こんな台詞がありました。
「素晴らしい作品なら2Dも3Dも関係ないんだ。重役たちは間違った決断をしてしまったんだ。」そうですよね。そうでなければ、「101匹わんちゃん」や「ピノキオ」、さらには「白雪姫」までもが最新の修正を施されてまで再販売されるわけがないんですよね。手書きにも世代を越えた魅力があるからこそです。
ピクサーも技術にばかり頼ってはいません。上記のとおりストーリーに過ぎるほどの時間をかけ、そのためのキャラクターも丹念に作る。しかもいくつもの作品をチームごとに同時進行しているんです。おそらくディズニーにはこれがなくなりかけていたのではないでしょうか。だからこそディズニーはピクサーを欲しがり、最終的にはピクサーを買収して子会社とした。買収金額が74億ドルですよ。とんでもない買い物です。それによりジョン・ラセター氏はディズニーのアニメ部門の最高責任者も兼任することになりました。明らかにここからディズニーのCGアニメが面白くなっています。
ピクサーの長編「カールじいさんの空飛ぶ家」がカンヌ国際映画祭のオープニング作品になったのも、すでに世界にピクサーが認められている証です。ピクサーがアニメの世界を変え続けていくことを期待します。
お金を「引き寄せる」最高の法則
日本語タイトルは、
『ザ・シークレット』ブームに乗っかるように
もともとのタイトルを書き換えたもので、
内容からすると、若干ピンぼけしています。
もともとのタイトルは、キリスト教圏向けで、
宗教とお金儲けが矛盾するという
ふつうの人の思い込みを打破するために、
あえてつけたタイトルだそうです。
どんな変なことが書いてあるのだろうと、
疑いながら読みすすめていくと、
ディマティーニ博士のすぐれた人格を
知らず知らずのうちに学ぶことになりました。
「お金儲けとすぐれた人格の共生」を学ぶ素晴らしい一冊です。
そして、アール・ナイチンゲールさんの本を読んで得た、
私自身のインスピレーションである
「現在の思考が未来の自分を決定する。パワフルなアイデアを持とう。」
を地で行く人であることを保証します。
ディマティーニ博士は、
まわりくどい言い方⇔懇切丁寧な言い方
一読して意味がわからない言い方⇔深遠な言い方
キリスト教系の言い方⇔愛をテーマにした言い方
をしているようです。
熟読して素晴らしい学びがありました。
ありがとうございました。