神様のカルテ スペシャル・エディション [DVD]
櫻井翔の髪型が変。(苦笑) それはさておき、主人公イチや妻のハル、そしてアパートの住民たちはどこか浮世離れした性格で、古い旅館である御嶽荘の風情は、時間が止まったかのよう。だからこそ、私生活とは真逆の、地方医療のあまりにもシビアな現実がくっきりと浮かび上がる。その対比は面白いです。
だた、ユニークな彼らの人となりが説明不足。たとえば、学士殿が故郷へ帰るとき、異常に盛り上げていたけど、何故そんなに盛り上げる必要があったのか?そもそも、何故彼らは御岳旅館に住んでいるのか、ただの変な人たちとしての存在で終わっている。
俳優陣はとてもよかったです。宮崎あおい、柄本明の上手さは言わずもがなですが、池脇千鶴、西岡徳馬、岡田義徳、原田泰造、脇役に存在感がありました。
テーマ的には、主人公が大学の医局に属さず、地方の救急病院で過酷な勤務状況にもめげずに奮闘する物語と思いきや、終末医療の在り方への提言かとも思ったのですが、それにしては描かれ方があっさりしている。主人公夫婦の物語、というには弱い。まぁ、いろいろ詰め込みましたという感じですかね。(苦笑)
そのせいでもないでしょうが、信州ロケによる美しい映像がもう少しあってもよかったかも。
吉瀬美智子 2011カレンダー
"みっちゃん"大好きです。即買いしました。
カレンダーと呼ぶには十分過ぎるボリューム。青いマキシドレスでプールに浸る美しい姿やタンクトップでたたずむボーイッシュな一面など見ごたえたっぷり。
あえて難点をあげるのであれば・・・全部が全部ではないけれど、「自然な表情を心がけた」と本人がTVでおっしゃってましたが私には『何も考えないようにと気をつけている表情』に見えてしまう・・・。個人的にはトーク番組で見せてくれるようなはじける笑顔も入れてほしかったです。
ファンの方にはオススメ。買って満足です。
神様のカルテ スタンダード・エディション【DVD】
簡単に要約すると、地方医療の現場を支える若い一人の医者が、自分のなりたかった医者とはこうだったのかと悩む日々と彼を見守る周りの人たちとの支え・支えられの関係、ということになるだろう。
ところが、妻の台詞「泣いていますよ、いまも。ただ涙を流さなくなっただけです。」に縛られたのか、映画のほとんどの場面で主人公である医者に覇気や感情の起伏が感じられない。忙しすぎて過労なのか、と心配になるぐらいだが、仕事は淡々とこなしている。
この淡々さが全体の基調になってしまい、その単調さから解放されるまでの時間が長すぎる、というのが私の感想。