大場久美子 濡れた心 ~レズビアン殺人事件~ [DVD]
土曜ワイド劇場枠の傑作ミステリー。原作は多岐川恭。タイトル通り、妖しげなエロティシズムが漂う作品。後半部分の犯人探しが前半と打って変わってサスペンスを盛り上げ、目が離せない。
往年の土曜ワイド劇場の特徴である、推理、サスペンス、エロスが一体となった見事なまでに「土ワイ」な作品。私は20年程前再放送で観たきりであるが、その強烈な印象がいまだに脳裏に焼きついて離れない。
奇をてらったところがなく、派手さもなく、最後は泣ける、実に哀しい美しさの似合う作品。
さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅- [Blu-ray]
この映画は鉄郎が999に乗った目的も、メーテルが女王を継いだ目的もはっきりしなくて蛇足的というか、見た後になんかいつもモヤモヤします。
ただ映像は綺麗で、このブルーレイは恐らくソフト化初のSAYONARAの歌詞がちょん切れていないバージョンです。
ストーリーはいまいちだけど、999の世界観は表現しているのでやっぱり良いと思います。
この後にエターナルを見る予定でしたが、感動を損ねるので止めにしました。(笑)
冒頭のイントロが飛ばせなかったり、続き再生が出来なかったりデメリットはあるけど、今まで発売されたさよならのソフトの中では最高峰だと思います。
銀河鉄道999
999ファンでなくとも、お奨めの1枚。テレビ・映画のサントラのおいしいところがぎっしり詰まっています。
特に、「SAYONARA」はお奨め。10数年前に聞いたのに、今でも色あせていません。新鮮な音楽として聞くことが出来ます。
ゴジラ対メカゴジラ [DVD]
ブラックホール第3星人の手先、メカゴジラ!
そのデザイン、悪役に徹するそのお姿!
これが正調メカゴジラであります。
(平成ゴジラにもメカゴジラが何回か登場しますが、これはゴジラ打倒の単なる人間の道具。何考えてんだ?監督さん!)
回転する手首から出るミサイル、ビーム兵器等々、実に格好いい!
対するゴジラは....これが弱弱しい造形。
可愛いお目目に可愛いお口ときたもんだ!
それにキング・シーサー? こいつの存在意義なんかあるのか?
(ゴジラ・ファイナルウォーズでは、X星人の手先として、ゴジラと戦ったけど、沖縄の人達が怒るよ!)
結局は可愛らしいゴジラが勝つけど、登場人物の少ない事や、同時期TV放映してたウルトラマンにくらべると何とも安っぽい市街地のセットなど不満な点は多々あるが、そこはメカゴジラとゴジラの壮絶な死闘で帳消し。
もうこうなっては、ゴジラの基本ビジョンや低予算ゆえの画像の安っぽさや俳優陣の寒い演技や、全然怖くないゴジラや、とっとと消えてしまえ的なキング・シーサーや、いるのかいないのか判らない自衛隊なんぞはさておき、ひたすら凶悪で格好いいメカゴジラの活躍を満喫しませう!
首都消失《デジタル・リマスター》 [DVD]
フジTV製作で、当時はやたらテレビで宣伝していたような記憶がある。何故かぼんちのおさむちゃんがTVカメラマン役で出ていたことは強烈に覚えている・・・。前半はスモーク炊きまくりの模型丸出しの特撮ながら、その設定は面白いので、引き込まれるが、後半になると、その設定を置き去りにしたまま、若者がロックコンサートで雲のなかの人に呼びかけるなどバカバカしい展開が続き、ラストにいたってはトラック一台で雲に突っ込むで解決という安っぽさ全開のハードSFでも何でもないバカ映画になってしまっている。当時小学生だった時に見て、この展開にはハズカシさを覚えたなのだから、まともな大人には赤面もの意外でもなんでもないだろう。だが、この安っぽさが何かたまらんのよね。フジ製作なのに最近は全くお目にかかることのない作品となっているが、最近のCGに慣れた若者にも是非見てほしいですよね。これが80年代なのだ。