疾風の資格マニアほいちゃんのフランキー時事評論

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FOBの頂上決戦!~ライヴ・イン・フェニックス(完全初回生産限定) [DVD] ライブ映像はすごく迫力があります。黙々と歌ってるパトリックが素敵です。
ライブでも歌声がぶれてません。
ツアー中のライブ以外の様子も収められていて、ピートのいたずらの数々に笑えます。活動中止が惜しまれます・・・

From Under the Cork Tree  フォール・アウト・ボーイの音楽が抱えた複雑なエモーションが、普通のエモっ子みたくウジウジ立ち止まったり袋小路に迷い込んだりしないで圧倒的な上昇力でことごとく解放されていくことに関しては、ダイナミックな演奏やキャッチーなメロディなど様々な理由を挙げることができる。しかしそれはあくまでエモの基本的なフォーマットの範疇に過ぎない。フォール・アウト・ボーイの音楽が、他の凡百のエモ系バンドとは比べ物にならない燃焼率の良さを誇っているのは、その独特のリズム感から生まれる疾走感と、その先に待ち受けているジェットコースターのような絶頂感に他ならない。最新作でも“ボクのウィノーナ”などでそのセンスは遺憾なく発揮されているが、それが“ダンス、ダンス”という一大アンセムとして初めて明らかに結実したのが彼らのメジャー・デビュー作となった本作だ。ピートが書いた詞にパトリックがリズムとメロディをつけていくという方法が彼らの定番のソングライティングの手段だが、最新作に関してのインタヴューでパトリックは「リズムをどうしようとかは僕が考え込む必要はないんだ。すでにピートが書いた言葉の中にリズムが宿っている」と語っている。彼らのソングライティングにおける共闘体制が深い信頼によって成り立っていることを物語る良い話だと思う。そして、それが揺るぎない関係であり続ける限り彼らのエモーションは片っ端から解放されていくだろうし、だからこそ彼らのエモは泣かない。というか、わざわざ泣いて発散する必要がないのだ。そして、その泣かないエモは、次第に「無限の高さ」を求める自己との闘いのロックへと強く逞しく昇華されていった。彼らが最新作で手にした徹底された自己の客観視と定型を超えていく音楽の多彩さは、ここからすでに始まっていたのだ。そう、これはそもそもエモなんかではなかったのだ。
Take This to Your Grave フォールアウトボーイのインディーズ時代の曲ですが、やはりインディーズから注目されていただけあっただけあって上手いですね。
3番目の曲は実はタイトルが変わっていて、「LAST GOOD PART OF TOWN」という名前だったんですね。私のオススメは3、4番ですね。

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