特命係長 只野仁 DVD-BOX
硬軟の雰囲気を併せ持つ役者、高橋克典の魅力が
最大限に生かされた素晴らしい娯楽ドラマだと思います。
普段は冴えないサラリーマンだが、実は会長の懐刀である、
主人公只野仁が、諸問題を痛快に力と色気で解決していく様子が非常に
面白く、案外嫌味な感じがしないのは、高橋克典のキャラクターのせい
なのでしょうか。ストーリーには、サラリーマンの苦悩・悲哀も
多くの回に織り込まれており、ドラマに人気があった理由は
案外そういうとこにあるのかもしれません。
脇役も多彩で今人気のエビちゃんや、他にもテレビでの露出度が高い
人や意外な人も出ていて、毎回楽しいです。お勧めです。
市民ポリス69 [DVD]
市民から期間を限定した警察官を制定したという物語。
麻酔銃をもって街にはびこる悪を取り締まる。
おじーちゃんもいれば、壮年の人もいる。
そんな街は女子高生がコンビニ強盗までするという設定。
役者さんのイイ味が作品をコミカルにしてくれてます。
セクシーさは あんまり期待しても、期待薄です。
市民ポリスに選ばれて主人公。しかし小心者ゆえに
実際の活動をしていません。ふとしたキッカケで少しづつ
正義の活動を。。。。
ところが、別の市民ポリスと知り合って話が違った方向へ
進んでしまいます。
ストーリー的には面白くなっていきます。
ただ銃撃シーンのあたりは、どうなんでしょうか。
じゃっかん、、、いやかなり冗長じゃない?ってところが
テンションをさげちゃいました。
それでも また最後のほうは面白くなっていきますので
ぜひ最後まで。
特命係長 只野仁 サード・シーズンDVD-BOX
1話完結型のコメディードラマです。
ふざけた格好した高橋克典や、へなちょこな永井大は、これでしか見れないかも。
蛯原友里の出番が多くなってた気もしますね。
あとは、何と言ってもお色気シーンが毎回登場。
余談ですが、最終話の梅宮アンナの演技にはびっくりさせられました。
そこもある意味、見どころかも。
なんだかなァ人生
大好きな漫画家・柳沢きみお先生の初のエッセイと知って即購入した。
柳沢先生の知られざる生い立ち,趣味の遍歴,鮨に対する飽くなきこだわりなど,名作「大市民」の世界そのまんまの,ダンディズムが漂い,シビレテしまった。
歯止めの効かない自分の性格,暗い世相,女・子供相手の,醜いまでに堕してしまった日本の漫画界の現状などを「なんだかなァ」と鬱々と嘆きながらも,しかし,どこか底抜けに明るく,随所にクスリと笑わせられる表現が散りばめられており,今年読んだ本の中ではピカ一の本であった。
ところで,最近,「大市民」が尻すぼみで終り,柳沢先生の活躍の場が少なくなったことを,ファンの一人として残念に思っている。
「愛人」「妻をめとらば」「男の自画像」「俺にもくれ」「寝物語」「流行歌」等々・・・柳沢先生が描く,中年男性の哀愁が滲み出た「大人の漫画」は,それらの主人公たちと同じく自分の将来に絶望した中年男である私には堪えられない物語を創作し続けてくれる柳沢先生の,更なる活躍に期待したい。
エッセイという新分野を開拓しつつある柳沢先生を,これからも応援し,続編の出版を期待したいと思う。
「人生って,何だろう。」と真面目に考えている,悩める男たちに読んでほしい一冊である。
惜しむらくは,パソコン嫌いな柳沢先生が,このレビューを目にすることはないのだろうな・・・なんだかなァ・・
NEMESIS No.7 (KCデラックス)
7号を迎えて、誌面に大きな区切りが出ました。
西野マルタ氏「五大湖フルバースト」が連載終了、そして、吉田蛇作氏「漆黒のノイエゼーレ」、木葉功一氏「ディザインド」、おがわ甘藍氏「ママはチャイドル」が、連載途中ながら掲載は本号まで、残りは単行本描き下ろしとなりました。
そしてまるで旧ソ連の5ヵ年計画の様に次号掲載を謳いながらここ数号間に合わなかった大越孝太郎氏の(伸るか反るか)「ゾーラ・バッド」は今回も反ってしまい、載りませんでした。
但し、巻末に作者のイラスト入りお詫びコメントが在る分、次号掲載の希望は残っています。
掲載作では表紙イラスト&ポスターも担当した岡村星氏「誘爆発作」が前号に続き絶妙の引きで、興を逸らしません。
殺人鬼立花の冷酷狡猾な描写も冴えています。
他の連載陣も美少女サスペンスホラー系のCuvie氏、佐野タカシ氏、塩野干支郎次氏、耽美残酷ビッチ系の沙村広明氏、オタクコメディーホラーのすぎむらしんいち氏、純粋ホラー中山昌亮氏、ショタ+ヤンキーの破壊的ラブコメ内々けやき氏、少女マタギ伝奇ホラー押切蓮介,氏、超重量級 ギャグ長沢克泰うどん氏、毒のあるショートギャグ友美イチロウ氏、清野とおる氏、可愛い連作4コマ(でも毒あり)の永瀬ようすけ氏、そして愚痴エッセイの柳沢みきお氏と言った濃いラインアップです。
但し、前述の一番濃い連載陣が急遽終了になり、次号に新しい連載予告も大越氏を除いて無い為、次号からは少し頁数を縮小して展開する模様で少々残念です。