ある貴婦人の肖像 [DVD]
この作品は原作の雰囲気をまったく損なわせず、それどころか原作以上に上品さを際立たせ、一人一人のキャラクターに美しい個性を与えている。主役に二コール・キッドマンを迎えているが、彼女の周りを彩る役者たちは主役にまったく劣らず、この作品を際立たせている。音響効果や撮影方法なども細かいところにカンピオン監督の技が感じられる。主人公イザベルを中心に展開される人間ドラマが美しい。
覚醒愛奴 (Xコミックス)
成年コミックで自分の趣味嗜好に合うのはほとんど無いと思っていましたが、これはアタリでした。絵の上手い上手くないはわからないのでその評価は割愛します。
シチュエーションや設定は割とベタだと思いましたが、作者のエロへの考え方、姿勢にグッとくるものがありました。作品中に出てくるセリフに「顔責めはプライドの高い女性に最も効果の高いプレイである」、「拘束具や目隠し 猿ぐつわは肉体ではなく精神への責め具」というものがあります。これらのセリフに共感を覚える方や琴線に触れる方にはぜひオススメしたい一冊です。僕も激しくうなずきながら読みました。目隠し、猿ぐつわ(ボールギャグ、開口ギャグ)、鼻フック、貞操帯といったSM道具を使っている作品は珍しいのではないでしょうか?(特に後ろ二つ)
ただ、僕の守備範囲外であるショタ、女装や見ていて痛い描写もあるので全編ストライクというわけではありませんでしたが、逆にそちらに興味のある方には良いかもしれません。今後も期待しています。
東映ヒロインMAX Vol.7 (タツミムック)
須藤美羽こと杉本有美ちゃん目当てで購入。 いやスバラシイ、グラビア本ではないのでなんか写真は決して大きくないのだが、実にいい表情ばかり載っているのですよ。これは買って損なし。
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
ゲルギエフのような泥臭さは無く、デュトワのようなリズムの切れもない。
それに、クリーヴランド管弦楽団がセル時代のような精緻なアンサンブルが無く、
ドホナーニ時代にすっかり地方楽団に成り下がってしまいました。
したがって可もなく不可もなくな演奏ですが、面白くありません。