イマージュ
このアルバムはそのほとんどがTVやCM、映画のテーマ曲集で、決して新しい企画ものとは言えないだろう。それにも係わらず、これだけの支持があり、シリーズ化するほどヒットした背景には、やはり楽曲のクオリティの高さがあったからにほかならないと思う。また、これらの曲のプロデュースあるいは発掘に携わったTV関係者等の功績も見逃すことはできないものがある。
一方でテーマ曲というジャンルは常に視覚的側面が付きまとっており、映像をイメージすることで、さらに効果的に印象づけられるのであるが、映像商品として残る映画は別にして、残念ながらTV番組やCMはサイクルが非常に短い。今やテーマ曲のいくつかは「使用済み」という現実があって、いささかつらいものがあるのだが、特筆すべきはラストに収められた鳥山雄司の「ソング・オブ・ライフ」である。3分少々という短い曲であるが、スケールの大きなサウンドはまさしく番組「世界遺産」のとおり、世界を巡る‘イマージュ’としてこのアルバムのラストを飾るにふさわしいナンバーだ。
但し、後日にこの作者である鳥山氏が語ったところによると、当時、TVの画像や資料もほとんど無いまま曲作りをしていたらしく、そのイメージ作りには相当苦労したらしい。番組のために曲作りをされた他の人たちも案外皆こんなものかも知れない。
結婚式パーティーで使える フルートとヴァイオリンのためのデュエット曲集
曲目はクラシックから映画音楽までいろいろあり、飽きずに楽しめ
ます。結婚式のみじゃなくいろいろな場面で使えるのではないでし
ょうか。ピアノ、ヴァイオリン、フルートの奏者がいればとても
いい楽譜だと思います。
難易度ですが、私はフルートなのでバイオリンの方はよく
わかりませんが、フルートは音域が下から上まで幅広く使われて
いますので、初心者だとちょっと大変かもしれません。
譜面はやさしすぎず、むずかしすぎず、ちょうどいい難易度。
デュエットらしく、個々の音の質が求められそうな構成です。
楽譜もきちんとヴァイオリン、フルートが別々になっていますし
パート譜をはずせばピアノ伴奏の載った総譜になっていますので
使いやすいです。デュエット相手がいるなら「買い」の楽譜ですね。
ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]
☆昔、映画が娯楽の王様だった頃、映画館は夢の宝物だった。子供たちは好奇心旺盛、そこにはまだ知らない大人の世界の喜びや悲しみ、切なさ哀愁、希望や苦悩、或いは愛や笑いが詰まっていて、凄くウキウキワクワクした懐かしい思い出が筆者の中でよぎる。大人たちは自分の人生観を映画に重ね合わせて泣いたり笑ったりしたモノだ。大人も子供もみんな、大画面のスクリーンに釘付けになった。舞台は戦後まもないシチリアの小さな村。少年トト(サルヴァトーレ・カシオ)の父親はロシア戦線で消息が絶えたきり、まだ帰還しない。そしてトトは映画に夢中で、母親の目を盗んでは村の唯一の娯楽である映画館パラダイス座に通いつめている。特に彼を魅了した映写室と、魔術のようにフィルムをあやつる映写技師アルフレード(フイリップ・ノワレ)だった。2人の間に親子のような友情と絆が通うようになり、成長したトトは引退したアルフレードにかわってパラダイス座の映写技師に。残念ながらアルフレードは失明してしまったが、トトの初恋も失恋の苦しみもローマへの旅立ちもちゃんと見守ってくれた。そして30年後、念願の映画監督として名をなしたトト(ジャック・ペラン)はいつしか遠くなっていたアルフレードの死を知らされ、故郷へ帰る…。という、麗しき映画愛に満ちた感動のエピソードを、トトの回想として語られて、かつて名画やヒット作の名場面も登場して、そこからも時代の変動を伺わせる。戦後すぐの頃は検閲があって、キス・シーンは全てカットされた。その断片を集めてアルフレードが一本に繋いでくれたフィルムが、幼いトトの大事な宝物だった。中年になった彼がそれを映写して見るシーンには、もう溢れる涙を堪えきれない。また、当時のフィルムは今現在と違い、燃えやすくて危険だった。はじめの頃、アルフレードがトトを映写室から追い出そうとするのはそのためだ。実際、火事が起きてアルフレードは大火傷するのだが、そんな映画の裏側にある数々の逸話が興味深い。そしてもう1つ、忘れ難いシーンがある。アルフレードは映画館に入れなかった客のために、映写室の窓から広場の向こうの建物の白い壁に映画を写すのだ。イタリア的な粋な計らいだが、ボンヤリと大きく壁で動くそれの何と神秘的なことであろうか。子役サルヴァトーレ・カシオちゃんのコマっしゃくれて憎めないユーモラスな名演技を道案内として、映画の持つ不思議で魔術的なパワーが人を優しく導いてくれる。それが『ニュー・シネマ・パラダイス』なのである。イタリア映画界の旗手、ジャゼッペ・トルナトーレ監督が、本作で描かれているような、ほんわかなノスタルジーを清らかな笑いと涙で綴って、映画を心から愛する全ての人を深い感動で包み込む。オールド・ファンは遠く過ぎ去った日々に懐かしみ、中年や若いファンは今とは手触りの違った映画と映画館、観客の大切な結び付きを羨ましく思うでありましょう。エンニオ・モリコーネが奏でる温かいアットホーム的なBGMにも酔わされる、カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した正真正銘の名作です。※【映画】って本当に素晴らしいものですね!。
本田美奈子.クラシカル・ベスト~天に響く歌~(DVD付)
没後、たくさんのBESTがレコード会社からリリースされた。
でも、殆どは「アイドル期」のものばかりだった。
クラシカルBESTは珍しいかな?と思う。
個人的には、彼女のクラシックの時の歌声が好き。ですが、買うタイミングを逃していたのでこういう形でのBESTは嬉しい。
しかし、毎回DVDには少しずつ未公開の映像を少しずつ収録して買わせようとする作戦は少々嫌いです。
ニュー・シネマ・パラダイス オリジナル・サウンドトラック【完全盤】
映画を見るより先に、CDを聞きました。
この映画のテーマであるモチーフをさまざまなアレンジで演奏してるので、「同じ?」と思う部分もあるのですが、それも含めて星5つ。
気持ちがささくれ立ったとき、疲れたとき、このCDはそれを洗い流してくれるように穏やかで、やさしい時間をかもし出します。
サウンドトラックとしてだけではなく、映画を離れての「音楽として」も楽しめる一枚です。