To b. by agnes b. 2011-2012 AUTUMN/WINTER (e-MOOK) (e-MOOK 宝島社ブランドムック)
モノトーンのボーダー柄がどんなコーデにも合うので、最近のサブバッグはもっぱらコレです!
付録目当てで買ったのですが、本の中身もとっても充実しています!! 写真がとっても可愛くて、見ているだけでもウットリです☆
落穂拾い [DVD]
「勿体無い」という日本語を国際語として広めよう、なんて話も出ている昨今だけど、「勿体無い」という考え方そのものは、別に日本人の専売特許というわけではないらしい。収穫作業が済んだ後、畑に落ちた稲穂を拾って持って帰る“落穂拾い”。今では、商品としての規格から外れた農作物を、収入の無い人たちが拾いあげて日々の糧にする、という形で行なわれている。その様子を追ったドキュメントなんですが、そこに、「モノを拾う」という行為そのものの意味も、ちょっと考えてみよう、という視点がスパイスとして加えられている。そして、映像を撮るということもまた‘拾う’という行為の一つなのではないか、と言うヴァルダ。こんな社会派ドキュメンタリー作品でも、いつものフェミニンな感覚を忘れていない彼女は、いかにもフランス的な、可愛いおばあさん、という印象。自分の皺だらけの手をカメラ越しに見つめ、「老いは友だち」と呟く場面では、人生の秋を迎えた事の哀愁と共に、‘落穂’としての自分を、自らの手で拾い上げようとする、彼女の気概も感じ取れる。
ところでこの映画の中に、精神分析家で、ワイン用の葡萄畑も持っているジャン・ラプランシュ氏が登場してますけど、この人って、ポンタリスと共著で『精神分析用語辞典』を書いた、あのジャン・ラプランシュ氏?奥さんが「主人を理解する為に、ラカンに分析を受けた事も有るわ」と、笑っていたのが愉快。