愛の祭典―クリスマスアンソロジー
山北宣久先生にしてはわりとまともな本(笑)・・・といっても、彼の著作ではなく、クリスマスに関連したさまざまな話を古今東西から収集したもの。ルターから辻宣道までクリスマスの祈り16編、アウグスティヌスからカール・バルト、マザー・テレサ、内村鑑三から隅谷三喜男までクリスマスのショート・メッセージをたくさん収録、パスカル、キルケゴールからアグネス・チャンまでの名言やクリスマスにまつわるエピソード、例話、民話、童話も豊富。お得意の小咄も控え目ながら忘れていない。編者の博識が光るクリスマス・クイズには「へぇ~」の連続。牧師の説教のネタに、信徒のクリスマス再発見に、伝道用トラクトに載せるひとことメッセージに、まだ教会へ行ったことのない人のクリスマス入門に最適。
イマジン秘蹟 3.WORLD’S END=SUPERNOVA (角川スニーカー文庫)
今までのイマジンの話と比べると限られた24時間という設定でしかもキャラぶれがイタイくらいにひどいので今までのイマジンとは違う感じで楽しめました。
オーシャンボーン
所謂北欧メタル真骨頂のサウンドに奇跡的な女性ボーカルが
のる傑作です。メタルサウンドに力負けすることなく、
程よい感じで調和しつつ、個性的な展開を楽しむことができ
ます。
また、似たようなバンドが数多くありますが、このバンドの
素晴らしいところは、楽曲が優れている点。特にこの作品の
充実度は特筆に価します。
シンフォニックかつメロディアルで、流麗な女性ボーカルを
堪能できる傑作です。お勧めです。
サクラメント・カントス
彼等の魅力でもあるサウンド・レンジの広さやクオリティーの高さを見せてくれた2ndフルアルバム。
ストレートなサウンドと前向きな歌詞がこれまでのバンドのイメージを大きく覆すリードトラック「オルフォイス」。さらに他2曲でも、これまでにない新たな側面を披露。
1曲めの壮大な世界で何かのはじまりを予感させる「アルター・エゴ」で幕を開け、初期を憶わすエッジの効いた「アイメ」、静かで色気すら漂わせる「バー」といった素晴らしい曲たち。
一貫性のテーマの中でこれだけの楽曲のレンジの広さを聴かせながらもその曲に潜む感情/情景を見事に捉えた歌声は聴く者の心に残るものだ。
心に残るものって、きっとごくごく限られているんだろう。
そして、このアルバムは僕の心に残る一枚。